歯医者にて ＃3

（＃２からの続き)

僕は、歯の治療中に、色っぽーいおねえさんの歯科助手の○○さんに、手で（ゴム手袋ごしに）口の中をかき混ぜられちゃっていました。

ぐふふ…
何、この感触…
すんごいえっちな感じ…

○○さんは僕の右側に立ち、左手で僕のひたいを軽く押さえ、右手を口の中に入れて、歯にペーストを塗りこむ。前歯に塗るときには、唇をくにっとさせて。

そして、口の中を覗きこむので、○○さんの顔が近づいてくる。思わず○○さんの目を見ちゃう。目が合った？わけないよね。○○さんが見てるのは僕の口の中。
○○さんのマスクがなければ、息がかかるくらいに接近。

チラッと右側を見ると、○○さんの胸が肩にあたって…はないか。

胸がドキドキ…
頭はボンヤリ…

僕は目をつぶって、口の中をかき混ぜられる感触を味わいました。

少しして、ペースト塗りは終わり、「ちょっと待っててくださいね」と言って、○○さんは離れていきました。

息を整える僕。

戻ってきた○○さんの手には電動歯ブラシの親玉みたいな器具。それをブィーンと動かして、

「それじゃあ、歯を磨いていきますねー」

口の中でブィーン

これは、先生にもやられたことがある。ペーストが泡立ってシュワシュワと気持ちいい。
でも今回、目の前にいるのは○○さん。そのくりっとした目を見ながら、妄想してみる…

この、ブィーン、が電動歯ブラシの親玉じゃなくって、アダルトグッズのバイブだったら…
頭に響く振動が下半身の方まで伝わっていったら…

のわー！
これはたまらんぞー！
さらに、下半身ズキズキ

こんな刺激的な歯医者ってあるのかぁ～


夢見心地で治療は終了。

先生から、「また、何かあったら来てくださいね」
と言われた。

「は、はい」

次の予約はしないのね。
次に来た時もこんな刺激的な時間になるのかしら？
なんて、ボンヤリした頭で家に帰ってきました。


そして、その数日後、妻からこう言われました。

「あなた、こないだ歯医者さんに行ったでしょ！」

えっ？
妻には歯医者に行くって言ってないし、なんで知ってるの？


（つづく）