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趣味は読書、翻訳

2019年02月03日 23:36

ロバート・B・パーカーの「初秋」を知ったのは、高校生の頃だと思う。
その頃、角川商法にどっぷり浸かって、横溝ブームから、角川映画の影響で、大藪春彦に手を出して、ハードボイルドの世界に、足を踏み込んだ頃。というか、後には、大藪春彦一色という時期があり、それは、中学時代の横溝熱より長く激しかった。
もっぱら日本の小説ばかり読んでいたが、ブックレビューも好きで、よく読む雑誌のブックレビューで、「初秋」が紹介されていた。
その時は、名前が記憶された程度。本は買わなかった。
それから、40年弱の時を経て、昨年「初秋」を読んでから、若い頃のような情熱は無いが、少しずつスペンサーシリーズが増えている。
今、「初秋」の続編ともいうべき、「晩秋」を読み始めたところ。
ハードボイルドは心理描写を省いて、会話と行動で綴られる小説である。
だから、登場人物の行動の描写が中心になるが、その行動のタフなところに影響を受けて、同じような行動をとったりしてしまう。
しかし、僕は英語を始め、外国語はほとんど分からない。もちろん、原書など読んだことはない。
ということは、原本と自分との間に、必ず翻訳者が介在する。
僕は、ロバート・B・パーカーを読んでいるつもりで、菊池光の書いた文章を読んでいる。直に触れているわけではないのである。
もし、大した作品で無くても、翻訳者が名訳すれば、とても良い作品になるかもしれない。(逆もあり)
同じ作品が複数の書店から出ている場合、数ページ拾い読みして、自分の感覚にあった訳を選ぶのが良いだろう。
時間と金と知的興味があれば、同じ作品の全ての訳を読んでみるのも一興である。
早川文庫チャンドラー清水俊二の訳で、全部既読なのだが、村上春樹の訳が良さそうなので、また読もうかと思っている。
数年前に、集英社文庫スティーブン・キングの「呪われた町」が新訳で出た。新訳の訳者は分からないが、旧の訳は深町真理子だった。
両方未読なのだが、深町訳を読んでみたい気がする。
白水社の「ライ麦畑でつかまえて」は野崎孝の訳で読んでこれも良かったが、村上春樹が訳している。こちらも面白そうである。
最近、「星の王子さま」は文庫各社からそれぞれの訳で出ているので迷うのだが、僕は岩波にしようかと思っている。

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