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【短編】寝取られ

2016年09月19日 19:47

街灯がきらめき、人がごった返す街中を、美咲は一人歩いていた。

彼とつまらないことで喧嘩をし、ふてくされて買い物に来ていたのだ。

ショウウィンドウにはきらびやかな洋服が並び、つい目を奪われてしまう。

ショウウィンドウを何気なく眺め立ちすくんでいると、不意に声を美咲に声をかけるものが現れた

何も考えていなかったため、とっさには言葉が出てこなかった。

「こんばんは」

「君かわいいね」

かわいいと言われて、まんざら悪い気持ちもしなかった

「ありがとうございます」

「近くにいいお店あるんだけど、お茶でもしない?」

典型的ナンパだった。

今は家には帰りたくなかったし、お茶位という気持ちがあった

「いいですよ」

小さくついそう答えてしまう

「いこ、ついてきて」

そう言いきびすを返すと男はコツコツと歩き出す

不意に振り向きこう告げる

「いいお店なんだ、きっと気に入ると思う」

そう言って通されたのは、町の裏手にある一角のビルの一室

静かで落ち着いた雰囲気のお店だった

セパレートのテーブルを想像していたのだけれど、通されたのは小さな個室

店の雰囲気とは打って変わって、ピンク色のライトの灯る別のところをほうふつとさせる場所

部屋には、座椅子ではなくソファーが置かれ、下にはなぜかタオルのようなものが敷いてある

入り口で立ちすくんでいると、ドンと、男に突き飛ばされるように部屋に入れられ

ぐいと腕をつかまれた

「やめ、、、」

そう言いかけて、気づくとすでに唇を奪われていた。

男は、美咲の唇をむさぼるように吸い付き

手は腰のあたりを探っている

「やめ、、、」

「おとなしくしろよ」

気持ちいいんだろ」

抵抗すらできない状態で、唇をむさぼられ、体を触られる

「素直になれよ」

そういうと、ドンと突き飛ばされ、ソファーの上に倒される

男はその上に覆いかぶさるように乗り、乱暴に胸をつかむ

「いや、やめ、、、」

「静かにしろよ、ほかのお客さんに迷惑だろ」

ほかの客がどこにいるのかもわからないし、そんなこと知ったことではなかった

そんなことを考えている間もなく、服は破られ、肌の一部がすでに顔をのぞかせていた

身をよじって逃げようにも、男の力が強くどうすることもできない

男は服の隙間から手を差し込み、乱暴に、胸を引き出す

そして、男は胸にむしゃぶりつく

「やめ、あっ、だめ、、、」

こんな状況でも体は素直で、反応してしまう

しゃぶられることが気持ちよくないと言ったらうそになってしまう

声も意に反して、漏れ出す

「やめて、あっ、、、」

男はなおも続け、気づけば、足に手を伸ばしている

胸をしゃぶられ、太ももをまさぐられ、だんだんと体の力も抜けてゆくのを感じる

陰部を触られると、体中に快感が走り、抵抗する力もだんだんと抜けてゆく

だめ、感じちゃダメ

「あっ」

ダメだってば

まるで、心と体が離れてしまったかのような、なんとも言われぬ感覚

頭ではわかっているものの、腰は勝手に動き、男の手に合わせてくねらせる

男は薄い笑みを浮かべ、美咲下着を乱暴に外す

美咲のそこはすっかり湿り気を帯びており、意に反して、受け入れる準備が整っているようだった

何かを考える間もなく、男はそれを美咲にずぶりと差し込み、腰を振る

差し込まれた瞬間、そこは暑く熱せられ、体中に快感が走る

「あっ、ぅん、あぁ、あっ、、、」

もうすっかり体は感じてしまっているようだった、頭のほうはというと、もう考える力も失われていた

ただ、されるがまま、感じるがままに

「ぅん、あっ、だめ、あっ、、、」

男はやめない、腰をさらに早く動かし、美咲のそこを強くつく

「だめ、ぁん、やめて、、、」

だんだんと快感も強くなり、もはやなされるがままだった

そして、中に暑い何かが噴き出し、ようやく男はその行為をやめる

そして、男は無言で服を着替え、その部屋を後にしたのだった、、、

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