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明るいことを考えましょう
2016年04月02日 23:45
宇野千代氏の心に響く言葉
何事についても、「私はおばあちゃんだから」とか、「私はこんなに肥(ふと)ちょだから」とか、自分で自分の欠点を広告して歩く人がありますが、私はそんな人のことを、損な人だなァ、と思います。
明るいことを考えましょう。
いつでも、花飾りのついた帽子を冠(かぶ)っている気になりましょう。
きものを着ても、このきものは自分に似合い、自分はきれいになれる、と、そう信じていたいものです。
わざわざ、それほどでもない自分の欠点を言い立てる癖のある人。
そんなことを言われると、聞いている人は、気持ちが好いものでしょうか。
私はどっちかと言うと、
「あたしは肥っているけど、平気で白っぽいきものを着てるのよ。何だか、その方が却って、ふっくらして見える、と、そう思ってるのよ」と言う風に、多少は自惚れてるような言い方をする人の方が好きです。
おかしなことですね。
自分で自分のことを、白いきものは似合わないとか、これこれだから、私は駄目だとか言って、くさす人は、人の眼にも、くさした通りの印象を与えるものなのです。
みなさん、みなさんは、ぜひとも、この私のように、皺や汚点(しみ)が出来て、梅干のようなおばあちゃんになっても、「おや、何だか、ヴィナスのようだわ」と、自分の心の中で、内緒で、お思いになるように、と、おすすめする訳です。
『行動することが生きることである』集英社文庫
病気の人が、「つらい」「痛い」「気分が悪い」といくら人に訴えても、症状は軽くはならない(私がついやってしまうんですが)。
まわりの人は、困惑し、気分が萎えるだけなんですよね。
同様に、自分のことを「頭が悪い」とか「器量が悪い」「スタイルが悪い」と卑下しても、だれも同情する人はいません。
言われたところで、どうにもならないからです。
だからこそ、大事なのは、まわりを明るくする言葉。
どんなに状況が悪くても、明るい言葉を発すれば、まわりの気持ちも明るくなる。
まわりを明るくできる人は機嫌のいい人。
自分で自分の機嫌をよくできる人。
機嫌のいい人のまわりには人が集まる。
明るいことを考えたいですね♪
このウラログへのコメント
確かに言霊ってありますからね。
聞いてて気持ちのよくない話(人)ってありますからね(^_^;)
気を付けます。
自分の欠点を口にすることが謙虚であるように思う人はよく見かけますが、時にはそれが周りの空気を暗くしてしまうこともありますね。
自慢というのではなく、前向きの空気をつくることは大切ですね。
ぷかぽんさん:
こんばんは言霊…思ったことを言葉にすると本当に実現しやすくなりますよね(^^)
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