（ｵﾓﾃの続き）Hｼﾘｰｽﾞ★K村さんとG原さん談　そして来るD実ちゃん騒動へ

勉強会終了となり、私が台所に入ると役員のK村さんがお茶を飲んでいた。
私もお茶を入れて飲み始めるとK村さんが話しかけてきた。

K村さん：「ゆりさん、G原さん裁判まだ続きそう？私も噂で、彼はああでもないこうでもないとゴネていてなかなか判決が出ないと聞いたけど」

私：「K村さん、G原さんはアリバイに徹しだしました。被害者証人さんが写真を撮られた日も恐喝された日もアリバイがあると。被害者証人さんとしても、何年も前のこと、正確な日時を覚えていないかもしれないし、こりゃややこしい展開ですわい」

今回のG原さん逮捕は、恐喝がもっとも重大でもっとも争点の多い件である。単純な保険金詐欺とはわけが違う。

K村さん：「G原さんどうなるんだろう？詐欺の件でも有罪になるだろうから、もう出てこないのかな？」

私：「一番罪の重そうな件でG原さんは戦い続けています。これが有罪か無罪かで服役の年数が違ってくる。どちらにしても前科は10犯あるし、詐欺は累犯だから何年かはくらいますよ。ただ、最後の恐喝の有無で判決が大きく左右されます」

K村さん：「ゆりさん、よく傍聴に行ってるんですか？裁判ってあんなに長引くもんですか？私の知ってる限りでは数回で判決が出るみたいだけど」

そうだろうな。被告が罪を認め反省の意を表している場合は淡々と終わりになる。しかし、G原さんは否認し検察や担当刑事に不服を言ってるのだから長引いて当然である。

私：「被告が戦わないと早くにケリがつきますよ。あの裁判は法廷ドラマばりの展開です。G原さんは裁判なれしてるせいか、検察と論争して長引かせているんですよ。おそらく通算狙いでしょう」

K村：「え？通算って何ですか？」

私：「服役年数が決定した場合、拘留期間、つまり逮捕・起訴されてからの期間も年数計算に入るんです。判決が一年服役で拘留二ヶ月していたら、実質10ヶ月の服役なわけ」

K村さん：「へぇそうなのか。あ！それでG原さんは長引かせているのか。納得納得（＾＾）」

それにしても、思い出せば最初の時点でいた女性。ああいう手合いも多いのだろうか？

私：「K村さん、最初に中継で声を出していた女性、ああいうファンのりの人って多く接触しているんですか？」

K村さん：「ゆりさん、東京も大阪もああいう人、特に女性が多いけど割といるみたい。誰かのファンは別にかまわないけど、それから色々と問題が起こるからあんまりありがたくないね」

人が集まるところ、必ず問題が起こる。なぜならば問題のない人などいない、大なり小なり強い弱いの違いこそあれ“個性”というものを持っているのである。ある人の個性はある人の魅力とも問題点ともなりうる。
ただ、A団体は問題がよく起こり、そのたびに揺れる。個性の強い人が集まっているのか、A団体が個性の強い人を引き寄せる雰囲気があるのか。

ファンのりの軽い雰囲気の女性然り、G原さん然り、D実ちゃん然り。
K村さんや役員のT実さん、N山さんと雑談して帰路に着いた。


そして、それから幾日も過ぎないうちにD実ちゃん騒動が持ち上がるのである。
今書いているこの時点では解決したが、その時点ではハラハラヒヤヒヤものだった。
それは、6月を過ぎ7月初頭から始まる。