わにとかげぎす

そういう名前の深海魚がいるけど、関係ないよ。
なにかっていうと、同名の古谷実の漫画のこと。

古谷実といえば、漫画通ならご存知デビュー作である「行け！　稲中卓球部」で大ブレイクし、その後はギャグよりも、人間の心の闇などを扱った作品を中心に発表。今春、かなり前に発表した「ヒミズ」が映画化されるなど、再び脚光を浴びつつある感じ。

で、この「わにとかげぎす」というのはどんな漫画なのかというと、日陰人生を歩んできた男が更生するまでを描いた作品。

主人公の男は、特に目的意識も持たず田舎から東京に出て、ショッピングセンターの夜間警備員をしながら無為な日々を過ごしてきた。
ところがある日、このままでは自分はダメになるという思いから一転、友達を作ろうと頑張り始める。そんなとき、職場に奇妙な手紙を置いていかれるという事件が発生する。
手紙には「近いうちに　お前は頭がおかしくなって　死ぬ」と、デジタルな文字で書かれていて……というところから始まる。
これを読んで、この主人公の男と僕の境遇が似てるな～などと思ってしまった。
この男は、結局すったもんだの末に、隣に住んでいる美女（何故かブサメンマニア）と結婚を約束する間柄になるという所で終わるわけだけど、思いましたね。「恋がしてえな！」と。

リアルでは人に声をかけることは殆どないため、こうやってネットの世界ではなるべく内なる自分をさらけ出そうとしてるけど、なんか上手く行かない。

一応、過去に彼女らしいものが出来たこともあるっちゃああるんだけど、長く続かなかったし。
このままぼっちだと、マジで頭おかしくなっちゃうかもな～。