デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

明日、地球が無くなるなら誰とエッチする? ~地球防衛軍奮戦記~

2012年01月11日 06:23

オレは駅前スナック「週に十日来てね」のミィちゃんに電話をかけた。
(ただいま回線が非常に込み合っています 後ほどおかけ直しください)
やっぱり繋がらないかぁ...

オレは事務室の片隅にある「非常災害用優先電話」を使おうとしたが、
「私用厳禁」の張り紙を見て使うのを思いとどまった。
(いかんいかんコンプライアンスに反する...)

時間は19:10。
今日は定時退社の日だけど、オレはサービス残業で明日の会議の資料の
まとめをやっていた。
いつかこの職場労働基準法違反で監督署にチクッてやるぅ...と思いつつ
手早く机周りを片付けると職場である地球防衛軍北関東出張所を出た。

職場近くのバス停に行ったが、次のバスまで1時間もある...オレは仕方なく
小走りで駅に向かった。駅まで4kmだから歩数計はプラス7,000歩かな?
今日は結構歩数が伸びることになるな...と気にしつつ。
職場で衛生管理者をやっているオレとしては 職員の健康管理も業務の
ひとつなので健康増進対策として「歩こう運動期間」を設定して、歩数計
身に付けて積極的に歩こう運動を展開中であった。

19:45 店に着いたが看板は点いていない...まだ彼女は来ていないようだ。
仕方ない、一度寮に帰って出直すか...。

オレが店の前から離れようとしたとき、曲がり角からカツカツと歩く足音が
聞こえた。両手に買い物袋を提げて歩いて来たのは、ミィちゃんだった。

「あら?こたちゃん おひさしぶり~ 来てくれたの?開店までまだ早いけど、
どうぞ」
彼女に言われるまま オレは店の中に入った。

「ちょっと準備しちゃうから 待っててね」と言いつつ、ミィちゃんはビール
グラス2個を取り出して「これ飲んでててね」とビールの栓を開けてグラスに注いだ。
「お久しぶりね。カンパーイ」二人でグラスを持ちカチンと合わせると、オレは
グラスのビールを一気に飲み干した。彼女ビールを一口飲むと、オレのグラスに
2杯目を注ぎ、仕度に取り掛かった。
彼女は買ってきた食材冷蔵庫にしまうと、手際よくお通しを作り始めた。

オレはそんな彼女を眺めながら、職場で知りえた情報を彼女に伝えた。
(この情報も他言しちゃいけないんだけど、地球が滅亡する今となっては
ご法度も何もないよなぁ...それに情報も漏れているみたいだし)と開き直りつつ。

オレにお通しを出すと、ミィちゃんはグラスの残りのビールを飲み干した。
オレがその空いたグラスにビールを注ぐのを見つめながら、
「どおりで携帯がつながらないと思った。そぉ...政府が情報を封じるために、通信や
マスコミの規制をしていたのね?」
「たぶん そうだろうね」
「でも、こたちゃんは最期にワタシに逢いに来てくれたんでしょう?うれしい..
明日は終わりなんだから このお店のお酒全部呑んじゃおうか?」

単身赴任3年目になるオレは屈託の無い彼女笑顔にホッとされたくて、時々この店に
顔を出すようになってから2年になるけど、いつも以上に彼女が愛しいと感じた。

その時、オレの携帯が鳴った。「非常災害用」と表示されている。職場からだ。
電話の相手は職場の所長からだった。
「この非常時にどこにいるのかね?緊急非常体制になったから、君にゴッドフェニックス
操縦を頼みたいのだが、出社できるかね?」
「いやぁ、所長すみません。呑んじゃいました...」
「呑んでしまっただと?いつも優秀な君がどうしたんだ?飲酒運転はさせられないから、
操縦は他の者に頼むこととするが、明日は緊急出張所会議があるから定時に出社してくれよ。」
所長はそう言うと電話を切った。
(しかし、連絡用ヘリに普通ゴッドフェニックスはないだろ、ガッチャマンじゃあるまいし..)

職場に戻らなくても大丈夫なの?」そう言った彼女の顔が オレには一瞬曇って見えた。
「明日は普通に出社すれば大丈夫だよ。」
オレがそう言うとミィちゃんは嬉しそうに
「じゃぁ あらためて乾杯しよ!」と言って オレが好きな白州12年のボトルを棚から取り出し、
ロックグラス2個とアイスを用意すると 白州のロックを作り始めた。

「最期の夜にカンパーイ!」と はしゃいで彼女が言った。
オレがグラスを手にしてそれに応じると ミィちゃんは
「お店の看板消しちゃおうか?」と悪戯っぽく笑った。

彼女看板のスイッチに手を伸ばすと 本当にスイッチをオフにしてしまった。





オレは ふとのどが渇いて目が覚めた。
見たことの無い風景に 一瞬にして酔いが吹き飛んだ。

隣を見るとミィちゃんがスヤスヤキャミソール姿でうつ伏せに寝ていた。
時計を見ると 4時だった。

オレは必死で昨夜のことを思い出そうとしていた。初めて見る彼女の寝姿に見惚れながら...。
彼女といろいろ話したり、カラオケしたり..でも 途中からの記憶は曖昧だった。
昼食もとらずに仕事をし、急いで店に来て、ろくに食べもせずに 久しぶりにウィスキー
ロックを呑んだせいだ。

ふと、オレは自分が裸であることを認識した。
オレだけが下着を身に着けていない理由がわからないまま、彼女の肩にそっとキスをした。

彼女が うっすらと眠そうに目を覚ました。



「こたちゃったら 潰れちゃうんだもん! ここまで運ぶの大変だったんだよ。
ベッドに寝かせた後、襲ってみようかなぁ...って いろいろ試したけど途中でフニュ~って
萎えちゃって...」
そう笑いながら彼女はベッドを降りるとしっかりとした足取りでキッチンへ行き、冷蔵庫から
ペットボトルを取り出してオレに渡した。オレはペットボトルの水を飲んだ。

(明日 更新しますね お風呂入って寝ま~す って 更新しなくてよい?)

このウラログへのコメント

  • 小太郎. 2012年01月17日 04:20

    > 桜良さん

    フニュ~ってあたりでしょうか... ^^;

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

小太郎.

  • メールを送信する
<2012年01月>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31