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忘れられない男④

2011年01月29日 22:58

どの位の時が過ぎたのだろう…

意識がしっかりと戻った頃、ふと横を見ると、ベッドのふちに腰掛け、タバコを吸っていた。

…どうやら私は眠ってしまっていたみたいだ…

『目覚めた?』

柔らかな笑顔で私に問い掛けた…

『ごめん!寝ちゃって…』

『気にしなくていいよ』

男の声や空気は優しく心地いい雰囲気だ…

男はタバコを揉み消し、私をフワッと抱きしめた…
タバコの臭いが、また少し頭をぼ~っとさせた…

温かく心地好い体温、肌…体の伸に響く感じがした…

唇に柔らかな感触…生暖かい唾液…体温がいっきに上昇した…

生暖かい感触が、段々と体をはっていく…全身が敏感になり、背筋を何かが急激に上っていった様な感覚に震えが起きた…

男はそっと陰部に指を滑らせる…

ビクッとなる私の様子を確認すると…

『繋がりたいんだけど…いい?』

私は黙って頷き、恥ずかしさのあまり、すぐに顔を背けた…

チラッと男の下半身を見ると…重力などお構いなしに上を向いていた…

抱きしめたまま、私の体をゆっくりと倒した…

男のモノがゆっくりと体内に入ってきた…
特別太かったり、長かったり、形が極端でもないのに、妙にしっくりと…ゾクゾク感があり、すぐにでも意識が飛びそうな感じ…

(…相性がいいってこういうことかも…)

男はゆっくりと動き続けた…うっとりと優しい目で私の表情を観ながら…

『何だか不思議…自分以外の人が触ってるって思えない…』

『肌の質が似ているのかもね…気持ちいい?』

気持ちいい…心地好い…』

気持ちいいに集中して…』

そう言うと男は、私を反転させ四つん這いにさせた…

普通なら恐怖感や恥心を感じるのに、男の肌に触れていると、なぜだか安心する…不思議な感覚に酔いしれていた…


つづく

このウラログへのコメント

  • 黒猫♀ 2011年01月29日 23:10

    > おさむさん

    完全実話
    今でも生々しく覚えてるから書けるんだけどね
    官能小説ほど出来栄えはよくないけど

  • kidata 2011年01月30日 08:30

    good
    情感が伝わってくる。
    今でも思い出しては後悔してるのかな?

  • 高倉 2011年01月30日 11:30

    いい事が書いてあります。その通り、何よりも「相性」が大切なんです。価値観や性格はその次だと思います。

  • 黒猫♀ 2011年02月05日 02:15

    > kidataさん

    後悔はしてないよ今は大切な思い出かな…

  • dandy51 2011年02月05日 05:03

    興奮します。
    挿入してゆく瞬間が好きです。見るのも、するのも。
    ニュルリと嵌まり込む時の快感は大好き

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