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No.329.情熱のラウンド ウエディング

2010年07月20日 19:23

向日葵も燃える夏に出会ったオレ達 とろけるように恋に落ちた
灼熱を身に纏い 焼ける日差しも 構わずじゃれあい
タンキニのオマエは砂浜にねっ転がって 上に重なって くちづけした
そのボディラインに ドギマギしながら 瞳に射抜かれた マイ ハート
熱いやばい夜 ハードにホットにせめぎ合い 汗だくになりながら朝まで

熱を帯びた サマーナイトは過ぎ去り 静かな微風
蒼光のようなブルースターを手に取り 微笑む オマエ
夏を過ぎても消えない トキメキ 恋の仕組みをつくりあげてく
清流みたいに澄んだ瞳 流れるようにオレの腰に手を回した
かすかに香る花の香り 麗しいその唇
そっとキスした 本当に そっと キスをした
柔らかく包んでくれる霧雨 鈴虫の鳴き声
トクトクといってる 胸の鼓動 高鳴る心の脈動
黄色の向日葵は 出会いの夏の証
青色のブルースターは 二人の恋の印

白い輝ける結晶降り始めた アスファルトやこの手の平
触れると 消える 儚い 命の灯火の粉雪
雪の白さと木々の緑の二色のコントラスト藻岩山
「まだらで ゴッドみたい」って 二人でクスクス笑っていた

降り積もる銀世界の街 窓をみればヒラヒラと舞う雪
夜空で星々が煌めく真夜中 オマエの手をひいて
銀の野原を駆け抜けていったのは オレ
人もまばらな大通り 二人手をつないで歩きながら
チカチカと光輝く イルミネーション 白い吐息
囁く声 いとおしい唇 愛らしい仕草

二人だけの静かな夜 聖なる夜 外は今も雪降り積もる
真っ白い中のまだらの緑は二人の記憶
ゆるぎない眼差しは二人の想い

清らかな 雪解け水が訪れを告げる春
白いカーネーションみたいにかわいいワンピ着て 腕組んで
心地よい春風浴びながら ゆっくりとその髪の毛なでる

豊平川の川沿いをゆっくりと歩きながら とりとめもない会話
こんな平凡な毎日が幸せだとマジで実感した

「レザーファンはね グリーンの一つで」なんて話すオマエ
わざと遮るみたいに くちづけをした

オレ達二まわり目の夏 猛暑らしい猛暑もなく
これこそ まさに冷夏って奴 それでも二人はトキメキ忘れない

このまま続く事を願った 不意に訪れる赤信号
何気ない一言がきっかけで 少しずつ棘が増えていく
刺々しい素振り 苦々しい身振り
泣きながら走り去っていったのは オマエ

部屋で一人 明かりもつけないで 追いかけなかった
くだらない意地に今更後悔 煙草に火を付けて
気分はまるで ミスティーブルー 霧の中の旅人

突然の来客はオマエだった 「まだ終わらせたくないから」なんて言って
涙目になりながら抱きついてきた オレもそっと抱きついた
二人の心は進歩している 確実に進歩しているよ
徹夜で ワインなんか片手に語りつくした

向日葵は 灼熱の出会い
ブルースターは トキメキの証
ゴッドは 聖なる夜の印
白いカーネーションは 純粋な想い
レザーファンは 春のくちづけ
黄色いバラは 血の繋がり
スティーブルーは 霧の中の光
七つの花を束ねたラウンドブーケ
オマエの両手に握られてる二人の絆
情熱のラウンドブーケを掲げて二人始まる 新しい旅立ちの夏
情熱ウエディングをむかえて 七つの花を掲げて

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