もうひとつの世界・・・

主人によっておこる現実の世界

それは　わたしを変えていった

頭の中も体も

そして体の芯まで深く

刻まれた感覚

キッカケさえあれば

主人の指、舌、温もり

言葉、そして中に入った感覚

あの指が乳首に触れる・・・

「あっ・・・」

わたしは声を漏らす

そして指の後に来る

生暖かい舌の感覚・・・

「ああん・・・」

また声を漏らす

くちゅくちゅ

涎をたらしながら指を咥えこむあそこ

その涎を優しく舐め取る舌・・・

快楽に溺れる声を漏らすため

わたしは口を開く・・・

快楽を導き受け入れるため

わたしは足を開く・・・

より深く身を浸すため

わたしは心を開く・・・

普通じゃなくても関係ない

主人が作り出すこの世界に

わたしはずっといたい・・・


そして　もうひとつの世界

妄想の世界

主人のかけた暗示で

わたしの勝手に広がる世界

キッカケは主人の言葉

『ネットで体をさらすって事はね』

「うん・・・」

後ろから抱きしめられて

服を脱がしながら

耳元で囁く

『きみの胸の写真は』

「うん・・・」

『パソコンに取り込まれ

取り込んだ相手のパソコンで

細部まで舐められるように見られる』

「んあっ・・・うん」

主人の指が乳首をつまむ・・・

『こやって指で舌で舐められる』

「あっ・・・いや・・・」

『そして見せられない場所は

どんな風になってるんだろう？

濡れてるんだろうか？

そんなことを考えられて』

「あう・・・あん・・・」

『指を当てればヌルっとして

底なし沼のように指を飲み込んで』

「あっ・・・いい・・・」

『どんな音がするだろう？

どんな声で鳴くんだろう？

妄想は広がっていく』

「う、うん・・・あっ」

『そして妄想の中でどうなると思う？』

指が深く・・・

そして気持ちいいところに・・・

「ど、どうなっちゃうの・・・？」

『欲望がおさまるまで犯されるんだよ』

「お・・・犯され・・・る？」

『そう　だたひたすら犯され続けて』

「そんな・・・」

『その妄想の中のきみは男の望むままに声をあげて』

「そんなこと・・・ない」

『男の望むことは何でもする』

「し、しない・・・よ」

『嘘だ　するよ』

「なんで・・・？」

『だって　その男の妄想なんだから』

「でも・・・」

『自分の望むままの世界　それが妄想でしょ』

「そうかも・・・」

『例えば　この人　プロフに顔載せてるね』

「うん・・・」

『ぴちゃぴちゃって音を立ててる君の体

音のほう、つまりあそこを見る

そこにこの顔がある

君のあそこを舐めながら君を見てる』

「はっ・・・いや・・・」

この暗示は危険だ・・・

ほんとにそこに顔があるような気分になる

怖くて目が開けられない・・・

それが　想像力を大きくさせる・・・

『長さ23ｃｍ太さ6.5ｃｍだって』

何が？って聞かなくてもわかる

『500のペットボトル並みの大きさだね』

「んぐっ・・・」

口にわたしの飲んでるコーラのボトルが・・・

『この大きさが君のここに突っ込まれる』

「あぐっ・・・おっきふぎ・・・むり・・・」

本当に入れるなんて無茶はしない

それはわかってるけど・・・

わたしの体を煽るには十分すぎる・・・

『いろんな人が君を犯す』

「はふっ・・・いろんな・・・人・・・？」

『そう　足跡の数だけの男が君を犯す』

「足跡・・・」

『ログの通りかも知れない

ログよりすごい内容かもしれない』

「あんっ・・・そんあっ・・・はっ」

『想像してみたらいい』

「いやっ・・・だめ・・・」

『○○　37歳　神奈川　バックから犯す』

「はあっ・・・いやっ」

『△△　23歳　愛知　若い子が激しく犯す』

「いやぁぁ・・・だめっ・・・」

『□□　42歳　北海道　もしかしたら同級生かも」

「いや・・・だめ・・・いっ・・・」

そして・・・

最新足跡の50人全部の名前を読み上げるまで・・・

読み上げたら　前日の50人

主人に現実の快楽を与えられながら・・・

妄想の中で100人以上に犯される・・・

その間　何回いったろう・・・

そしてわたしに刻まれた妄想の世界・・・

主人が主役じゃない

現実とは違うもうひとつの世界

わたしがログを書く姿を

楽しそうに見ている主人

『うつろで妙に色っぽいから楽しい』

自分じゃわからないけど・・・

主人に教わった書き方・・・

目を閉じて・・・

指で　とんっとんっとリズムをとりながら

主人とのことを思い出し・・・

書き綴る・・・

そして主人の暗示が

頭の中をちりちりと焼く

全部じゃないだろうけど・・・

ログを見てくれた人に・・・

わたしは犯される・・・

体がほてってくる・・・

これがわたしのひとりえっち・・・
　
もうひとつの世界・・・

今日も・・・

誰かが・・・

　　　　　　　　　　・・・わたしを