多分の日

人を愛しなさい

人を受け入れなさい

人を憎まず

己を憎まず

己を受け入れなさい

己を愛しなさい


人の心も　自分の心も

多分　ウチには解らないし

今はわからなくてもいいと想うんだ

ただ

周りの　自分の周りの人が

幸せそうにしていれば

ウチはそれでいいと想う

今はそれだけでいいと想う

ここに居るのも

ベツのところに居るのも

カズミであって　カズミじゃない自分であって

でも　ウチはウチで


花火は　散り際の最後のともし火だから美しいって

線香花火もそうだって

言われたことがある


でも　ウチは綺麗だと想っても　あとが無いなら

悲しいと想った


今日は楽しいひな祭り

三月三日と五月五日と七月七日

どれをとってもウチはもう関係ない日になっているけど

とはいえ

あぁ　流れが変わった

変わったなら　触れてはならない

変わるものは　今まではわからない

変わるもの　換わってゆくもの

ウチというものは　存在しないものになれるのだろうか



人を人として　愛しなさい

命を命として　愛しなさい


心から　愛しなさい




















ウチには　無理だ


心を預けられる人もモノも　場所も

見つからないから


生きることをやめちまった存在が

また生きようと想うのには

それなりに時間が必要なようだ



















心を分け与えることが出来る人間になりなさい

心を見分ける人間になりなさい

心を豊かに持ちなさい

心を満たせる人間になりなさい














いつも　死と隣り合わせ　そんな毎日を繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し

目の前の金属に触れれば即死

足元の板が外れたら即死

そんな場所ばかりに今居る

そんな仕事ばかりをやる自分が居る


誰もやらないから　誰かがやる

たまたま自分だっただけ

そんな場所でも

ウチはいつも

いつも

眠くて仕方ない

緊張感とか　緊迫とか

なんだか最近　全く糸が切れたみたいに


何かが欠けているんだろうな

何かを探しているんだろうな

何かって



何


人の可能性


偽り

人の為


ウチには



とてもとても

とても　遠いものだ


ウチは何のためにあるんだろうな


井の中の蛙じゃ　わかりっこない

わかる人が居るのか　それすら知らないのか

空は　こんなに広いのに

ウチは何も知らない





知らないままで居ればよかった