甘いヤツ-39／開く

「和食でいい？」
「ええ」
携帯を取り出すと予約をする京介
取れた様子だ
「行こうか」



「へー、堀コタツ？　然も個室？」
「そう、落ち着けるよ」
「知らなかった」

向い合っては座らず、横を手でポンポンと叩く京介
ニコニコしながら左横に腰掛ける
「お酒の前にビールにする？」
「はい」

「お酒は好きな様だけど、何時もは何を飲むの？」
「笑わないでよ」
「ああ」
「ワインと日本酒」
「ほー、私と似ているね」
「私はそれに、ウォッカとラムなんだ」
「ラム酒？　あれは匂いがきつくて駄目だわ」
「そうだろうな」


お箸を使いながら左手をスカートの中に
「開く」
睨み付けながらも言う通りにする香里
突起を指で押すと
「ダメ、お願い」
ストッキングの上から手を差し込む
ギュッと足をまた閉じる
「開く」
「だって」
「煩い」


ゆっくりと開くと届いた
すっかり濡れている
「へー、もうベトベトじゃないか」
「だって」
「この前は何時した？」
「暫くしていません」
「何時？」
「半年」
「そんなに？」
「もう許して」
「早く食べて部屋に行こう」
「お願い。　すぐに、お願い」
「何時に帰らないと駄目なの？」
「明日の夜」
「だったら、ゆっくり出来る」
「もうダメ、ゆっくりなんて」


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