デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

涜神的で淫らな。。。

2006年04月26日 02:15

涜神的で淫らな。。。

残念ながら すでに私は

人間という あの奇妙で醜怪な生き物の一員だが

もし自分が自由な魂で 気に入った

肉と血を選んで身に付けられるなら

私は犬か猿になりたい

ともかく

合理的であることを大層誇りにしている

あの己惚れた動物以外ならなんでもよい


ジョン・ウィルモット,第二代ロチェスター伯爵


リバティーン」(2005年イギリス映画)
出演:ジョニー・デップ ジョン・マルコヴィッチ サマンサ・モートン ロザムンド・パイク
監督:ローレンス・ダンモア


『初めに断っておく

諸君は私を好きになるまい

男は嫉妬し 女は拒絶し

物語が進むにつれてどんどん私を嫌いになる

淑女たちに警告

私はところ構わず女を抱ける

紳士諸君も嘆くことなかれ

私はそっちもいけるから気をつけろ


どうか 私を好きにならないでくれ。。。』


時は1660年代 王政復古の英国

14歳で修士号を授与された大変な秀才 第二代ロチェスター伯爵ことジョン・ウィルモット(ジョニー・デップ

それから チャールズ二世(ジョン・マルコヴィッチ)の宮廷に出入りし始めたが 酒と女に現を抜かす一方 きわめて猥褻な詩と鋭い諷刺詩を数多く書き 国王さえ諷刺の対象にした 

しかし いつもたちまち許されてきた


「あなたが私をさらったのもこんな日だったわ

莫大な財産相続した18歳の私を あなたが誘拐し 王が怒ってロンドン塔に幽閉した」

それはジョンの生涯一番のお気に入りエピソード

20歳で エリザベスマレットロザムンド・パイク)と結婚したきっかけ。。。

それから 33歳の若さでこの世を去るまでの後半生 酒に溺れ かつて目をかけてくれた王に反抗し 男女の別を問わず乱交して梅毒感染し 美貌と才能を凄まじく破壊していく

これは 良くいえば 自由の精神を貫き生きてきた ポルノ詩人の物語

下世話ないいかたをすれば 放蕩と自己破滅に散った下劣な男の物語


現在公開中!
観てきました「リバティーン

マルキ・ド・サド オスカー・ワイルド マーロン・ブランドなどの時代に流されることなく自由がままに生きてきた 世間からすれば屈折した人生を生きた彼らより以前に実在した放蕩児

ちなみに当時は「詩人」だったけれど 今 ロチェスター伯爵が生きていたら ロックミュージシャンとかになっていたのかなぁ(笑)

まず始めに。。。
ワタシ イタリア狂(&フランス狂)ではあるけれど イギリスには滅法ウトイです。。。

チャールズ二世なんて出てこられても

???どんな国王だったっけ???

ワタシにはマルコヴィッチにしか見えなかった。。。

マルコヴィッチといえばワタシの中では「コン・エアー」なのよ(笑)

あの囚人護送機乗っ取り犯なのよ!(笑)

あのイメージが余りにも印象的だから チャールズ二世じゃなくてマルコヴィッチにしか見えませんでしたー!

王政復古

大昔 歴史の授業で聞いたような気がするけれど どんな経緯だかサッパリ。。。(苦笑)

とまぁ こんな状態で映画観たので ストーリー追っていくの大変でした。。。

だから今回あまりストーリーには触れられません。。。(あんま書けなかったし。。。)

これから観る方は 「イギリス」を予習されてから観たほうがよろしいかと思います。。。

ってゆーかねぇ!

映画としては余りよろしくないと思いますのよ!

イギリスに関して無知な者が観ると 折角 ジョニー・デップ扮するロチェスター伯爵は素晴しいのに 色々と解り辛いから 俳優さんの演技に浸り切れない!

だから ロチェスター伯爵の涜神的で淫らな人生を堪能仕切れなかった感が残るのデス。。。

ちなみにワタシ デップファンではありません

客観的に見てカッコいいのはワカルし この作品で嫌味なく放出しているエロスもワカル!

でもねぇ。。。そそられないんだよねぇ ワタシは。。。(笑)

詳しくは忘れちゃったけれど大昔に観たドナルドサザーランドの「カサノヴァ」とかのが性的エロス濃いいと 印象にありマス。。。

D・サザーランドはフツウにしてても「眼」がヤバイからねぇ(笑) 

でもねぇ デップファンには堪らないんでしょうねぇ。。。

白いブラウスを着こなした美しき怪物。。。

そして 乱交を続け 梅毒に冒され見事に鼻が墜ち 肉体の全てが破壊されたデップ

どんどんどんどん下降していく人生。。。

しかも自ら下に墜ちていく。。。

オープニングでロチェスター伯爵

「どうか 私を好きにならないでくれ」

と 語る場面が 彼の本質を現していました

伯爵は自分で自分という人間を充分理解している

墜ちていく事でしか生きることが出来ない人なんですよ

それが 観ていて感じるから なんとも言い様のない感情が生まれてくるんです

だから デップファンには更に堪らないと思うんですよ


ってまた長くなっちゃったけれど 

最後に。。。

デップのパートナー ヴァネッサ・パラディ主演の「エイリアンvsヴァネッサ・パラディ」が観たい!!!

早くDVDでないかなぁ。。。(笑)

このウラログへのコメント

  • ち~どん 2006年04月27日 02:04

    コメありがと~♪デジログの写真変えましたね~カワイイ系ですね!ログとのイメージ合成は、ミステリアス★

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

BB

  • メールを送信する
<2006年04月>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30