ﾊﾗｽﾒﾝﾄｼﾘｰｽﾞ★オモテの続き

「ゆりちゃん、去年の秋頃にＢ団体名古屋のＵ野さんが東京に来てね。電話があって、近くまで来ているから会おうと言われたの。翌日待ち合わせのファミレスに行ったら、Ｕ野さんの隣にＫ平が座っていた（・・；」

『え？どうしてＫ平さんがＵ野さんと一緒に？』と私が問うと、
彼女曰く「私もびっくりしたけど、U野さんとＫ平は親しかったからＵ野さんが私の状況を知らせたんだと思う。」とＡ理ちゃんは伏せ目がちで話し続けた。
「Ｕ野さんは、Ａ理さん驚いた？Ｋ平君はずっと君の事を気にかけていたんだ。君がＡ団体に出入りしている事も彼は知っている。もうＡ団体には近寄らないほうがいいよ。あの人たちは君を幸福にできない。それに」とさらにＵ野さんは言い募ったらしい。「貴女がＡ代表に憧れているんでしょう？」と尋ねた。

『え…はぁそうです。と言ってもＡ代表とは口もきいた事ないですけど。想像だけど立派な人だなぁと思って』と彼女が言うと、Ｕ野氏曰く「もしＡ代表がそれを知ったら付け込まれるよ。
彼は何人もの女性をクイモノにしている。真面目な交際もせず、快楽の相手だけさせて責任はとらない。彼がＡ＋Ｂ団体だった頃に代表を降ろされたのも女性関係がだらしなかったというのが大きい」。

『Ａ理』とＫ平が言う事には…『君は男を見る目がないようだから心配なんだ。男を外見で好きだなんて10代のレベルだよ。大人ならもっと人間の中身を見ないと。ハンサムで性格悪い人はいくらでもいる。君の面食い病が治らない限り、悪い男に引っかかって傷つく一方だよ。』と勝手にＡ理ちゃんを【面食い】と決め付けぺらぺらしゃべり続けたそうな。
『そりゃ僕はそんなにハンサムでも格好良くもない。でも君を大事に思っている。女性は、自分を大事にしてくれる男性を選ぶのが一番幸せなんだよ。』

「あ、あの、Ｋ平さん＠＠；」と彼女も慌てて話したらしい。
「Ａ代表には憧れているけど、ただそれだけです。第一、話もしたことないのに交際も何も。それにもし彼が体を要求なんてしたら勿論断ります」と。

その日は適当にお茶を濁らせ帰宅したらしいが、
後日、Ｋ平からの連絡は続き何回かお茶を飲みに行ったそうである。
そのときにはＡ理ちゃんはＫ平に「もう付き合う気はないから」と宣言したところ、彼は『そう、じゃ、友達として』と了承したそうである。以前ほど強引ではなくなっていたそうな。