恋人握り

お早う御座います、今日も良い天気です。

ここ毎日の様に書き込んでは彼女の事を思い出します

お互いの事情で離れてもう戻れない事は解っています

新しい出会いが始まるまで仕方ないかもしれません

忘れさせる様な人が出ると良いなと思います



彼女の夫婦間の出来事

私の夫婦間の出来事


少しの時間ですが彼女との会話ができる様になりました

と言うか時間を見つけては逢うようにしたのです

お互いが少しずつでも話をするな間柄になって来ました


私は家政婦じゃない！私はお手伝いさんじゃない！

その言葉で彼女が置かれている環境も目に見えてきました

そんなある日

明日仕事が終わった後夕食でも一緒にしませんかと誘われました


旦那さんが交代勤務で夜は一人で食事をしてもつまらないから

子供も帰りが遅くなるので何処かファミレスでと


私も特に用事がなかったので約束しました



ここからが二人の出会いの始まり

二人の距離が急接近し始めたのです


ちなみに彼女はごく普通の主婦で目立たない存在

派手な洋装や化粧も見受けられない

そんな彼女が私と出会ってから・・・・・


でも何時でも「今日は有難う」と別れ間際に言っていた


翌日、ファミレスで夕食を済ませて少しドライブしませんか

と誘い郊外へと出かけました

ある公園の駐車場で止めライトを消し暗闇の世界です

後ろの席へと移り寄り添う距離で時間が過ぎました


会話はたわいもない話でしたが

二人の手は自然と握り合ってました


それも恋人握り

五本の指が絡むようにお互いの体温が伝わり

何か心臓の鼓動まで伝わってくるような気がしました

いつしか握り合った指から二人の距離はもっと近寄らないと

いけないと催促されているような気持ちになってきました


彼女がうっとりとする様に私の肩にもたれかかって来ました


もう答は一つしかありません


二人の唇が重なるのは自然な流れでした

私の頬に彼女の頬が触れ

冷たく感じる物が流れました

彼女の涙です


悔しい思い

辛い出来事

思い出しながら

私の胸の中で安堵したのか

暫く静かに唇を重ねあってました

私の指で一粒ずつ涙を払いのけながら・・・・・


こんな二人です

もう

行く場所は一箇所しかありませんね！


でも



私も彼女も浮気が目当てではありません

二人の心がもう少し近寄るまで


大事に暖めて行きました


また逢う日を約束して帰路に就きました

別れ間際に

今日は有難う

熱く唇を重ね

今日は終わりました


先日の　私は・・・じゃない！

は次回に書きます