夏なのに・・・？！

なにやら外が騒がしい。
気になって起きてみるとそこは銀世界。

へ？ここどこ？？

慌てて周りを見渡すと、見慣れない部屋。
しかもその部屋のベットには女性が寝ている・・・。

あぁ。いつもの姫ですね。
「おきろぉ～」と威勢良く起こしてビックリ。

あなた誰ですか。

そこにはどっからどー見てもいつもの姫とは似つかわしくない
スレンダー＆グラマラスな女性。
例えるなら、サトエリかまなべか。

残念ながら、顔が思い出せない・・・・。

その女性が言う

「今日は頑張ってね」

ん？？
んんん？？


なにを頑張れと？？

そりゃーキレイな女性に言われたら、がむしゃらに頑張りますよ。男ですから。

でも、何を頑張れと？？

慌ててもう一度外を眺めると、やはり銀世界。

ほんとここ、どこよ。
日本が夏だから、きっとココは南半球。

いえぇぇっす。

この際、オーストラリアにしとけ。

オーストラリアの冬って銀世界になるのか？？

まぁ。なんでもいいや。

そんな銀世界を眺めていると・・・・。

なにやら見た事のある人物。

「○○さーん。きついっすよ！マジで。ッパないっす」

あなただれ。

懐かし過ぎる後輩登場。
その後輩が抱えてるのは、スノボ！？

どーやら、スノボに来てるらしい。

しかも雰囲気からして大会・・・。

大会って、ハーフパイプで宙を舞うあれっすか？？！

おいら、スノボは若干たしなむ程度でハーフパイプとか未経験なんですけど！
その代わり、直滑降なら得意です。
過去に一度、背中からアタックして生意気なガキ（他人）を成敗したし☆

でも。。。

スノボの大会で直滑降なんて無いよね・・・・。

そんな事を考えていると後ろから近寄ってくる美人A

どーしてあなた、バスタオル巻いてるんですか？
バスタオルからチラ見してる谷間に視線釘付け。
精神衛生上とぉぉっても良くないから、早く着替えなさい！
そーじゃないと、おじさん狼になっちゃうぞぉ☆

いや。

もーちょっとそのままで・・・・。

これ、完全に夢ですね。

するといきなりハーフパイプのスタート台。

これって、ハーフパイプの袖からすすすって進んで、
「えいやっ」って中めがけて落ちればいいんでしたっけ？？

どーせ夢なら骨折もしないだろ！って思い込んでいざ勝負！

とは思ってみたものの・・・・。

ハーフパイプ。
袖に経つと、直角に落ちてるのね。これ。

こんな直角に落ちてたら、危ないよ。
直滑降専門部隊のおいらに、どーしろと？

そんな格闘をしていると、先程の美人Aが背後に登場。
ゲレンデなのに、相変わらずタオル一枚ですよ。
思わずデレってしちゃうじゃ・・・・！

「どんっ」

いやぁぁっぁぁぁぁっぁぁ！
あの美人A。

あの格好で背中押しやがった！
目の前には直角なハーフパイプ入り口。

てやんでぇぇぇぇ！

もーこーなったら、なるようになれだ！

うっひょー。落ちるぅぅぅぅ。

コケたらきっと夢でも痛そうだから、必死にこらえる。
すると今度は目の前は雪の壁。

うぉぉぉぉぉ！

これをよじ登ればいいのね。

まなべならぬ、真壁ですね。これ。

とりぁぁぁぁぁぁぁ！

なんとかその壁目掛けて滑走してみる。

おおおお！登ってる！！！

次の瞬間。

「・・・・・・・」

ナンも無いよ、かーちゃん。
宙に浮いてるよ。とーちゃん。

落ちるっぅぅぅぅ！

どーやって身体を反転させればいいのさ？

水泳のターンのようにすればOK?
それとも、ゴールキーパーの時のようにひねればOK?
そーだ！
夏なんだから、サーフィンのよーにひねればOKだよね！？

果敢にも必死に身体をひねってみるおいら。

「シャコッ」

お！
脚に軽いショック。

おおおおおお！

どーやら反転成功。

おっしゃー！

こーなったら、怖いものありません。

調子に乗って、ひとぉぉっつ。ふたぁぁっつ。
木の葉が舞うようにハーフパイプを滑るおいら。

これってもしや、宙返りとか出来るんじゃね？って悪魔の囁き。

「いえぇぇぇっす！天使！おいらに出来ないことはなっしんぐべいべ！」

駄菓子！

宙返りってどーやるの？

過去に宙返りした経験

　「トランポリン」
　「海でビーチマットサーフィンした時」
　「あとは普通にマット体操」

さーどれ。

どれでも一緒じゃぁぁぁ！

いざ勝負！

「シュコッ！」

よし。離陸成功。

後はなるべく地面を見るように縦ひねり！

ん？
んんん？

地面が近づいてくる！

「グキッ。ドコッ。☆∵◎（＆’＃Ｑ”＃＄Ｔ・・・・・」

いってぇぇぇぇぇぇ！

何故か夢なのに痛いよ！
首に鈍痛がする！

おぃおぃおぃ。

夢なのに痛いなんて、聞いてないぜセニョリータ。

ここでようやく目が覚める。

寝汗びっちょりなのにも驚いたけど、もっと驚いたのが・・・・。
首から腕がぁぁぁぁ！

あ。
この見覚えのある腕。

どっからどーみても「姫」のですね・・・・。

また寝ぼけて殴られたのね。おいら。

嗚呼。夢の中の美人A。
あなたの谷間の中身を拝みたかった・・・・。

現実には隣で寝ている姫。

そー。これが現実。

たまにはこんな夢を見るのもいいかも！？
でも。痛いのは無しで☆

おしまい。