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Kちゃん

2008年01月15日 12:21

Kちゃん

今日は、僕の元上司、Kちゃんについて語りたいと思います。

Kちゃん。
・A系
デブ・・・0.1トンくらい
メガネ・・・驚くほど分厚い
ラルク好き・・・会社で大音量で聞いてたら、社長に怒られました。
・多分、真性童貞

この会社に入り、普段、確実に関わることがない人種の下についた僕。

毎日徹夜・毎日怒られる。
でも、好かれていた。

そんな、Kちゃんの口癖。

「R、パヤパヤしよう。」

ま、意味不明です。



そんな、Kちゃんとのやり取り。

「R、お前辞めちまえよ。」

「あー、上等だよ。」

「んだと、てめ~。表出ろよ。」

で、表に出た。

が、いません。。。

当たり前です。

彼は、新幹線大阪に向かっている最中。

僕は、会社で渋谷です。



「R、お前は一生、俺の奴隷だ」
とも言われました。



そんな、Kちゃんが、会社をクビになりました。

経費を使いすぎて、太りすぎたからです。

上司がクビになるなんて、ありえません。

僕は、路頭に迷いました。

Kちゃんは、会社で嫌われていたため、
その下の僕は、社内で、友達はいなかったからです。

でも、僕は残りました。
これは、また後日。



Kちゃんには、もう一つ口癖がありました。

「俺は、社長になる。
30歳前で、会社を立ち上げる。
多分、俺は早死にするから。」

29歳で会社をクビになったKちゃん。

その勢いで、会社を立ち上げました。

有言実行です。

そこいらの男よりかっこいいです。

その会社には、よく来ないかと誘われました。

経営があまりうまく言っていないとも聞いていました。

おととしの年末、飲む機会がありました。

会社は順調とのことでした。





そして、年が明け、2週間後、Kちゃんは死にました。

心筋梗塞とのことでした。

人生急ぎすぎたんでしょう。

会社からの帰り道、人目もはばからず、
わんわんと泣きました。

周りからみれば、でかい男が泣いていて気持ち悪かったでしょう。

この業界の理不尽さを教えてくれたKちゃん。
仕事の仕方を教えてくれたKちゃん。

今の僕があるのは、Kちゃんのおかげです。

今後、一緒に仕事をしようとも考えていました。





後日、死の真相を聞きました。



自殺でした。

何やってんの?

なんで、誰にも相談しないで死んでくの?

残された人は、どーすんの?

聞きたいこと、教えてもらいたいこといっぱいあったのに。

ありがとうって言ってないのに。



いつも、何かに追われていたKちゃん。

これからは、何にも追われることがないので、
ゆっくり休んでください。



でも、いくら、早死にすると言っても、早すぎませんか?

32歳の若さでした。







今まで、どうもありがとうございました。





ちょうど、一回忌なので、忘れないためにも、
綴りました。

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