午後のとある風景

仕事をしながら柱の上を見ると
ピーヒョロロ～ととんびが鳴く
あまり大きくないのかと
思っていたら
飛び立つと１ｍ以上はある羽根で
飛び立った
向こうに行くともう一羽
つがいのとんびなのだろうか
話をしているように囁いているように
見えたのだけど
しばらくすると
仲良く一緒に飛んで行ってしまった
　
　日差しが強い昼下がりの午後
空を見上げると空高く舞い上がる
２羽の姿が小さくなっていく
輪を描きながら降りてくる
くるくる回って降りてくる
羽根を動かさずに
滑空する様は
グライダーそのもの
楽しそうに語らいながら
飛んでるのだろうね
空から地上へと地上から空へと
自由自在に飛び回る

　やがてはねぐらに帰るそのときまでは
大空広く使いながら
自由を満喫しているのだろう