幼馴染5

そう言った瞬間、動揺したためか、Mちゃんの目が少し泳ぎ、どぎまぎした表情になったのを僕は見逃さなかった。でも、負けん気の強いMちゃんは強がって見せた。
「いないよ、そんな人、、私ってさぁ、、ズケズケ言うから嫌がられてるんじゃないのかなぁ？」
「そうか？素直でいいと思うけど、、しかも、、」
「しかも？なに？」
「え？」
「しかも何なのよ？言いなよ？しかも何なのよ？」
こんなにかわいい顔してるのに、なんてストレートなものの言い方なんだ？もし僕がMちゃんのことが好きなんだっていうと、吹き出してバカにして笑うに違いない。やっぱり言うのはよそう、、
「あ、、？何言おうとしてたか忘れた」
「え？何？もう物忘れしちゃったの？」
なんか以前よりいい方がどぎつくなったような、、

しかし、まだこの時点では、僕はMちゃんの真意が分かってなかった、、

　　　　　つづく