帰るよコール

デイサービスで働いてたとき

ご家族様から思いがけず大変喜ばれ、感激されたことがある

それは送迎車が到着前にコールをすることがあるんですが(迎えてもらうのにご準備などがあるため)

帰るよコールをその本人にしてもらうこと

話す相手は認知症だったりするので、「いまから日本橋でるから」とか、現役のときの帰るよコールを再現されるわけで

そんなときは、運転しながら私が大きな声で訂正するのですが、まぁご家族様も毎度のことなので、どこらへんで電話かけてくるかなんて、承知の上なので。
どこから帰るよなんて、内容はいいわけです。

でも、会社を定年し介護が必要になって、ご夫婦や親子が電話を通しての会話なんて、きっとこの帰るよコールぶりなんで。。。何年ぶりか、泣いてくださる方もいました。

喜んでくれました。デイサービスの利用期間は、長い介護生活のなかでも、まだ元気なうちで、笑いありの楽しい思い出が作れる最後のときなわけで。

遺影のお写真は私達がとったものを使ってくださるご家族様の多いこと。思い出づくりの一端を担っているとおもい、ケアをしてました。

帰るよコールがメールやラインだったり、時々で変わると思うけど。
帰るよコール、仲間内では、ちょっとしたケアの根幹の打ち明け話になってます