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思い出ストーリー

2022年11月05日 09:28

あれは丁度1年位前の事になります。
その頃僕は派遣会社に登録し食品会社で働いていました。
仕事は夜勤専属で真夜中から出勤し早朝迄働くといった毎日を過ごしていました。
交代制の勤務だったので仕事は3つの班に別れていて、残念な事に僕の班には女性も少なく全く色恋にも無縁な状態でした。
食品会社という事もあり仕事中マスクを着用させられていたので、目に見える部分は顔の上半分といった状態です。
女性の社員を見ても実際に映るのは瞳だけ…これでは相手に好意を抱くなんて事も有り得ないと思っていたのですが…。
長く働いている内に僕のひとつ前の時間帯で働いている女性の中に一際惹きつけられる女のコを見つけちゃったんです。
…とは言え、仕事中という事もあり会話するチャンスなんて殆ど無く、ただ遠くから見つめているだけに過ぎませんでした。
でも、どうして顔も見れない相手にこんなにも惹かれちゃったのか?
それはズバリ彼女の瞳です。
生まれて来てから今に到る人生の中で出会った事の無い程の素敵な瞳に衝撃を受けました。
なんとも言えない程穏やかで優しい瞳に一瞬で心を奪われちゃったんです。
中々話す機会が訪れ無かったんですが、暫くしてようやく話せる場面が訪れました。
それでも話せたのはほんの一言三言。
でも、その声の甘くて優しい響きに益々彼女に想いを募らせる事になりました。
けれども彼女は恐らく三十前半で僕は還暦間近の冴えないオジサン…。
特にどうする事も出来ずにただただ単調な毎日を過ごしていました。
そんな中、時折差し入れと称してスイーツを渡したりした時だけは彼女からの御礼の言葉を聴く事が出来、それだけを唯一の愉しみにして仕事を頑張る事が出来ていました。
結局その会社を辞める迄彼女との関係に特別な進展などありませんでしたが…。
今思い返しても彼女に対する想いは我ながら純粋でちょっぴり甘酸っぱい…そんな忘れられない思い出です。

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