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「あの日のオルガン」レビュー☆

2022年01月22日 01:25

「あの日のオルガン」レビュー☆

戸田恵梨香大原櫻子主演他。53人の子ども笑顔を守る。それが、わたしたちの使命だった。戸越保育所の主任保母板倉楓(戸田恵梨香)は、園児たちを空襲から守るため、親元から遠く離れた疎開先を模索していた。最初は反発していた親たちも、子どもだけでも生き延びて欲しいという一心で保母たちに我が子を託すことを決意。しかし、ようやく見つかった受け入れ先はボロボロの荒れ寺だった。幼い子どもたちとの生活は問題が山積み。それでも保母たちは、子どもたちと向き合い、みっちゃん先生(大原櫻子)はオルガンを奏で、みんなを勇気づけていた。そんな願いをよそに1945年子どもたちを守るために、保育園ごと疎開させる。知られざるヒロインたちの実話を映画化

7/10点!!気になっていた作品。序盤は山田節と山田組ウザいな、ノイズだなと入り込めませんでしたが、平松さんの韓流並の涙腺の畳みかけに結局ノックアウトされて観て良かったなと思いました(^^;) あの年齢の子どもたちを疎開、避難させることの難易度の高さと20歳にも満たない女性たちがそれを生活として維持しなければならない精神力に強さに感服。少し幼保をかじっていたことがある目線で見ても、通常であれば子どもたちを「うるさいな、どっか行け」と思ってしまった時点で職を離れるべきだし、子どもたちのために瞬間、命を懸けることは出来るけど、それを日常として常に命懸けでいることは到底、無理難題なわけで。そのジェットコースターのような気持ちのアップダウンを繰り返しながら這うように世話をする彼女たちの身を切られるようなやりきれなさと現実的な辛さが、本当に自分のことのように痛く伝わってきました。ちゃんと泣ける場所と時間がないって人間の文化的生き方として耐えられることじゃないです。しかも家族の死亡告知しなければならないってツライの限界突破。でも辛いけど、同時に人の温かさがある作品だなぁとじんわり沁み入りました。それに比べて、子どもたちの命を守ることより利己的な大人の事情を優先させ、本来守る立場にいるはずの人たちも声を上げない今の日本は、どこで間違えてしまったのだろうと絶望しました。自分の力で考え、時には戦う力を、どこで失ってしまったのだろう(悲)人間が本来持っている迷いながらも前進する力、自分を信じ立ち上がる力を思い出させ、奮い立たせてくれる作品です。2019年公開。

このデジログへのコメント

  • はらぺこ 2022年01月23日 17:15

    本作、、良かったですよね(*^-^*)

  • ユリ 2022年01月29日 23:11

    > はらぺこさん
    幼保系の大学に行ってたので実習経験もあり、わかる分響きましたね。

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