【お題日記】猫好きですか？

名前をきゃっとにしたので、猫の話を書きたいと思います。


猫派か犬派かって、吉田鋼太郎さんは、断然犬派らしいですが、僕は、何を隠そう、猫派です。

と言うのもですねー

僕が小さい頃、そう、あれは、まだ小学校にあがる前のこと。

母に連れられて、近所のお茶屋さんに行ったのですね。
お茶を飲むところではなく、お茶っ葉を売っているお店に。

そこで、買い物が終わって、母が店員さんと話し込んでいるうちに、後から別のお客さんが入ってきたのですよ。

近所のおばさんが小さい犬を連れて。

そこで、何の拍子か、その犬に、ガブリと僕のお尻を噛まれてしまったのですよ。

まぁ、そんなに大ケガにはならなかったと思いますが、それ以来、なんだかどうにも、犬が苦手で。


対して、猫の方ですが、僕が小学生の頃に兄が友達から子猫をもらってきまして、家族みんなでとっても可愛がりました。

そのあと、１匹では寂しいからとか言って、あと２匹飼い、実家には合わせて３匹猫がいました。


僕が社会人になって一人暮らしをしてからは、猫のいない生活だったのですが、ある日、僕の住むアパートに迷い猫がやってきたのです。

秋の終わりの頃でした。

窓の外でこちらを見て力なくミャーミャーと鳴く子猫。
その可愛さにほだされて、僕は餌をやってしまいました。
窓の外で美味しそうに餌を食べる猫。
僕はそれを見てほっこりした気分になりました。

しかし、ただ餌をあげて見ているだけでは終わらなかったのです。

それから毎日、その猫が餌をもらいにくるようになりました。

たびたび窓の外で餌をあげていましたが、やがて、猫は、窓から中に入ろうとするようになりました。

アパートはペット禁止なんだよ。ごめんね。

僕は雨戸を閉めました。

やっぱり、最初に情にほだされて餌をあげたのが良くなかったな。

さようなら。

でも、猫は、ミャーミャーと鳴いて、雨戸をギーギーと引っ掻いて餌をくれとアピール。

あー、これでは、逆に近所迷惑かも。

結局、僕は、その猫を内緒でアパートで飼うことにしました。

名前は「ギー」にしました。

僕とギーとの内緒の生活はしばらく続きました。
ギーは、僕の一人暮らしの寂しさを紛らわせてくれました。

そこへ、もう１人、女性が現れました。
のちの妻となる人です。

彼女も猫は嫌いではなかったのですが、結婚後の新居を探す際には、ペットの優先順位は最下位になり、ペット不可のところに決まりました。

ギーをどうすればいいか、僕が悩んでいると、彼女は、「実家に預かってもらったら？３匹も４匹も同じでしょ？」

なんて、あっさり言われました。

事前に言っておいたら、反対されるかも、と思い、父と母には言わずに実家にギーを連れて行き、半ば強引に置いてきました。

それから、しばらくして、母に電話でギーはどうしてるか聞くと、「他の猫とケンカしていなくなっちゃったの。ごめんね。」とのこと。

ごめんね。ギー。

僕はそれから、猫を飼っていません。

※長文になってしまいました。最後まで読んでいただきありがとうございました。