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一匹の茶虎の子猫が寄って来て、俺の耳たぶをかじかじし始めた

2020年08月15日 20:46

実家に帰ったときの話

お盆に墓参りする為に実家に帰省したときのこと。
迎え盆のあれやこれやが終わって、親父と深夜2時くらいまで酒を飲んだ。
結構酔いが回ってきたので、もう寝るよと親父に伝えて自分の部屋に行った。



そして薄暗い部屋の中、布団にくるまってうとうとしてたときのこと、
一匹の茶虎の子猫が寄って来て、俺の耳たぶをかじかじし始めた。
こいつかわいいなぁと思いながらも、酒が回っている為ほど無くして眠りについた。
俺の家は雌猫がいて、そいつが子供を生むので実家に帰るたびに子猫が増えてて、
見たことも無い猫が居たところであたりまえの事であったのだ。
そのときはこいつもそうなんだろうと思っていた。明日また可愛がってやろうかと。

そして翌日朝起きて台所に行くと、案の定俺の知らぬ間に増殖していた子猫朝ごはんに群がっていた。
しかし昨日俺の耳たぶをかじかじしていた茶虎はみつからない。
どっかで寝てるのかと思って、オカンに聞いてみることにした。あの茶虎何処にいるの?と。


オカンはそれを聞いて、不思議そうな顔をする。なんだろう。
どったの?と聞くと、オカンはこういった。
なんでちゃたろうの事知ってるのアンタ、と。

ちゃたろうってなんですか?と思った。もちろんそれがあの子猫の名前なのはすぐわかったが、
ネーミングセンス無さ杉だろうと。ちゃたろうって。
そう思いつつも、昨日の夜の出来事をオカンに話した。折角甘えてきたんだからかまってやろうかと思ったと。
それを聞いたオカンは、ちょっと悲しそうな顔を死ながらこういった。

お盆って猫も帰ってくるもんなのかねぇ。

話を聞いてみると、茶虎の子猫は確かに居たのだが、病気で3ヶ月前に亡くなっていたのだそうな。
まだ乳離れしておらず、甘えるときに耳たぶをかじる癖もあったという。

オカンは、アンタ猫に好かれてるわね、と先ほどの子猫ズがじゃれ付いて
俺のGパンをよじ登るのを見ながら言った。

それから、俺の家ではお盆になると、猫が乗れるサイズの小さな精霊馬を一つ増やすようになった。


猫を多頭飼いして20年くらいになるから、不思議な出来事なのか日常なのか良く分からなくなってるが、
一番印象に残ってるのはこのエピソードかな。

あとなんかあったか思い出す。

このデジログへのコメント

  • 椿 2020年08月15日 21:21

    そうやって思い出してあげることが
    一番の供養になるって言いますね
    子猫まみれ、いいなあ

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