ニコライの日記

ニコライの日記を読み始めたんですよ。岩波文庫の。
ニコライさんは江戸末期から明治にかけて日本に伝道にきたロシア正教の司祭で御茶ノ水のニコライ堂を作った人。

死後には聖人認定されている立派な人。

なんだけど。


このニコライの日記の面白いこと。

ニコライさん、伝道師で後々聖人認定なるくせにめちゃくちゃ口が悪いの。

もう悪口雑言のオンパレード。

一緒に日本に伝道にきた同僚なんてバカだのアホだの頭に濡れたゴミが詰まっているだの、伝道師のパロディだの、よくこんな悪口がスラスラでるな、と感心するレベル。

これが始まりの数ページだから。痛快。

キリスト教の司祭なんて綺麗事ばかり言ってるとおもったら大間違い。


信徒のユリアさんは心の中に熱い信仰が燃えているが、頭の中には少ししか脳みそがない、とか、それ言っちゃうかー、みたいな。
爆笑してしまった。

まさかニコライさんも自分のそんな日記が100年以上未来に世の中に晒されるとは思わなかっただろうなー

お釈迦様でも気づくまい。


日本に教会建てるためにロシアで寄付を募って歩くんだけど、誰も寄付してくれないからメチャブチギレしてるし。

司祭なんてこれでいいんだよ、綺麗事ばかり言ってるのは胡散臭い。


そもそも大元のナザレのイエスだってメチャ口が悪いしすぐブチギレしてたんだから。