- 名前
- けーでぃー
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- 年齢
- 49歳
- 住所
- 奈良
- 自己紹介
- 「元」がつきますが一応プロの小説家。現在、 カムバック目指して修行中です。 そんな私...
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おっさん IN 大学生の下宿専用マンション
2017年03月18日 21:23
私の、波乱万丈すぎる職歴のひとつに、
「大学生の下宿専用マンションの住み込み管理人」
というものがあります。
私が住み込んでたのは、一フロアに十室の十階建てぐらいのマンション
(正確な数は覚えてません)で、その他にも周辺に何件かあり、
それらを上司と二人で管理していました。
普段は。
蛍光灯を交換したり、消火器を点検したりと、のどかなもんですが。
学生用マンションですから、卒業・入学の時期はゴッソリと大量に
退室・入室があり、その手続きに大忙しでした。
そして。
なんつーても。
それらのマンションの入居人どもは。
受験勉強が終わり、義務らしい義務が消失して、それと同時に
始まった、人生初の一人暮らし。親からの仕送りもあり、
自身の精神も肉体も若々しく……という、人生で一番タガが外れる、
自由極まりない状況なワケですから。
そりゃ~も~やりたい放題でした。
ゴミ出しのルールを守らない、夜中までドンチャン騒ぎ、で
ご近所からクレームが来たり。
自室のベランダにゴミを積み上げて長期間放置してたら、ハトに巣を作られて、
うるさいしフンも出るから撤去してくれだとか。
……やらないわけには、いかないので、やりましたけどね。
私が手に取った巣の中には、卵がいくつか。そしてこの時、親鳥は不在。
巣はそのまま捨てろと言われましたが、流石にゴミ箱には入れられず。
悩んだ末、マンション前の植え込みの中に隠しました。
親鳥が、本能で発見してくれたらと……(←無理)。
そして。
印象深かったのは、登校拒否引きこもりの学生。
実家からご両親が訪ねてこられて、私も同行して部屋の前まで
行ったのですが、インターホンを鳴らしてもドアを開けてはくれず。
で。
マスターキーありますから、開けましょうか。ほんで部屋に踏み込んで、
この甘ったれを引きずり出しましょうかと言ったんですが(注・若干の誇張あり)、
ご両親は「子供が嫌がるだろうから」と拒否。
ほなどないすんねん?
と思ったら、なんと「ドア越しに携帯電話で会話」を始めました。
親子で。ぼそぼそと。
……。
まあ、ご家庭の事情に踏み込むわけにもいきませんので、
私はそれで立ち去りましたけど。
その後、その部屋が解約されたわけではないので、ちゃんと話がついて
登校し始めたのか、それとも引きこもりを継続したのか。
家賃はどうせ親御さんが振り込みますから、
こっちとしては、引きこもっててもどーでもいいっちゃいいんですけど。
世の中、いろんな親子がいるもんだと。
思いました。……というか呆れました、とさ。
このデジログへのコメント
一人暮らしの部屋に招く。
生活スタイル、性格までもがすぐにわかりますよねぇ。
氏の部屋はシンプルで清潔だからhotelには行きません。
不経済不衛生ですしね…
それだけの人数収容なら、女子学生もいたのかしら?
女子学生は専用で別館かな?
学生専用だったら、大変そうですね、、
規則も守らなさそうだし(((^^;)
親元離れて登校拒否は辛いなあ。。
> 木綿子さん
公共の場では神経質なほどにゴミを出さず、むしろ積極的に拾って掃除するぐらいなのに、
自室はなかなかに散らかってる私。我ながら謎です。
ホテルは、清潔に見えてても不衛生と聞きますね。
> eriさん
男女混合です~。設備点検とかで女子の部屋に入ることもありますが、
画像のような部屋は男子のみでした。「男は女に幻想を抱きすぎ」と言いますが、
「女の部屋は綺麗」はちゃんと現実ですな。
> はぎんちょさん
ま、二十歳前後でスネかじりの一人暮らしとなれば、ハメを外したくなるのも
わかりますけどね。あらゆる意味で束縛が希薄ですから。でもそれゆえに、
自分を律することが大切なわけでして。
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