地の果てでもう一度巡り会う約束を･･･

　仕事を終え､迎えに行く。
ほんの近くに住む貴方を。
7つも年下､社会人1年生のかわいい男の子だと思う。
年上趣味で､幼児退行が得意技の日美子。

暗がりに車を停めて､『うまくいかないんだよ･･･』ってグズってるのを膝枕。

すぐに､柔らかな寝息。
髪を撫でながら､労う。

『社会人になると､できて当り前だって言われて､頑張っても誰も褒めてくれないじゃん』
『何？！日美子が褒めてやってんじゃんよ。｢頑張ってるね｣｢偉いね｣なにが不満？？』
『そりゃそうだけどサー。』

あたしがいたら､貴方はこのまま弱いままだろうか。頼る者のない場所へ放り出すほうが優しいんだろうか

『もう逢わない』
言えばきっと切れる。

でも､貴方を見ていたい私も､いる