ゴールデングローブ

五十代男性が１人で来店。
１人でお店に来る方は、大概、話をしたい寂しがり屋。
なので、こちらも手が空いたので、会話のキャッチボールを始めた。

おっちゃんが投げかけてくる話に、名手のごとく、ナイスキャッチを繰り返し、そして、優しい～ソフトなボールを投げ返す。
順調な滑り出し。
おっちゃんも機嫌よく投げてくる。
理想のキャッチボール(^_^)v

機嫌よく投げていたおっちゃん。
酒に勢いがつきだし、ボールをだんだんあらぬ方向に投げ出す。
おいおい＼(^_^ )
それでも名手のごとく、ダイビングキャッチでとり、そして優しい～ソフトなボールを投げ返す。

酒に呑まれてきたおっちゃん。
だんだんろれつがまわらなくなって、何を言ってるのかわからない。
あれれ(･_･;)
会話のキャッチボール。
ユニフォーム泥だらけの俺。
パンツいっちょで千鳥足のおっちゃん。
やべーよ、これ(>_<)

キャッチボール終了しようとしても、まだまだ投げてくる、やる気満々のおっちゃん。
いやいや、アカンアカン。
足がちどってるよ！
帰るよう促しても、『帰らん』の一点張り。

どうしたもんかと考えていたら、おっちゃんが席を立つ。
やれやれ┓(￣∇￣;)┏

と思ったら、トイレだった。
やれやれ┓(￣∇￣;)┏

トイレ入ったと思いきや、ドア開けっ放しでオシッコし出し。
おい(-.-#)
音○聞こえじゃね～か！

ドアを閉めに行こうとして、パッと中見たら、便座上げずにオシッコ放出中。
おい、ビチョビチョにまき散らしとるやないか！

目が覚めるような、全力豪速球をおっちゃんに投げつけ、見事に顔面ヒット。
おっちゃん、強制退場。

帰る間際に、
おっちゃん『トイレ、ビチョビチョにしてないやろ？』
俺『大丈夫です。』

最後まで名手のごとく、優しい～ソフトなボールを投げ返す。