生保レディ・・・2

久々に表です。

裏は、じぇじぇじぇじぇな話になってますけど

生保レディの研修も順調で

ただ、亡くなったお義母さま関係の

法要やら手続き関係で

受講時間が足らなくなって

補習みたいなのも受けましたが

なんとか試験も受かって

いよいよな感じです・・・


でも生保レディって

どうも　妙なイメージが定着してるみたいで

いわゆる　裏的手法、いや体術かな・・・？

ちょっと　そんな話題になって・・・


まあ　この会話を表で書くと問題ありそうなんで

機会があったら　裏で書くとして

そういう技を使ってる人　知ってたりするけど

わたしの上司になる人は　

そういうのはやってないみたいだけど・・・


ある日　居酒屋での接待に連れてかれて

相手は　そういうのしてくれたら入ろうかなって

遠まわしに言ってくるし・・・

「そういうのがご希望でしたら考えますけど」

えっ、考えちゃうわけ・・・？

「そう、じゃあ　僕としては中川さんもいいけど

そっちの人でもいいかなあ」

思わず中川さんに蹴っていい？って聞きそうになったよ・・・

「ただ、保険て御自分の一生の問題なんですよ」

「そうなのか？」

「そうですよ、でも、そういう営業してる人の保険てろくでもないですよ」

「ろくでもないって？」

「お相手しますから　まずはサインを言われたらどうします？」

「え、まあ　できるんなら　サインするよ」

「保険ていうのは　実はちょっとした落とし穴ありまして」

「落とし穴？」

「いざ　保険をって時に　契約内容とは違うとかで出なかったり」

「えっ、そうなの？」

「正直に言うと保険会社的には払いたくないんですから」

おいおい・・・

そこまで　ぶっちゃけちゃっていいの・・・？

「とにかく契約しちゃえば　わたし達の勝ちですから」

「勝ちって？」

「ついでにオプションなんかたくさんつけちゃえば更に勝ち」

「それ、ひでえ」

「そう思うでしょうけど　本来は違法なんですから」

「違法なの？」

「はい、そこまでやるからには、わかりますでしょ？」

「まあ、言いたい事はわかる」

なんか　契約まとめる気あるのかな・・・？

「一番　いいのは　そういうの抜きでしっかり話し合ってが一番です」

「うーん、でもなあ、保険って何もなきゃ無駄な気がするし」

「健康の大事さを考えてくださいよ」

「うーん」

前のログで中川さんを正統派って書いたけど・・・

ここまでの会話だと　確かに正統派・・・

でも彼女・・・

実は頭脳派っていうか　策略家だったみたい・・・

真面目に保険の大事さを説き続けながら

絶妙なタイミングで　その会話の中に

撒き餌を忍ばす・・・

「ちょっ」

「はい？」

「今　ちょっと　気になる話が」

「あ、合コンの話ですか？」

「あ、うん、それって何？」

あら、食いついたよ・・・

「合コンって言うわけじゃないんですけど」

「うん」

「定期的にご契約いただいた方や見直し検討中の方を集めて

お食事会を開いたりしてるんですけど」

「お食事会？」

「はい、まあ　色んな世代入り交ざってのですけど」

「それって　僕くらいの年代の女の子とかも来る？」

「ええ、年上の方の意見、同じ世代の意見とか

まんべんなく話せた方がいいと思いますし」

「ふむふむ」

「当然　男女とも人数は調整してですけど」

「それって参加は一回だけ？」

「いえ、契約いただいてる方については

ご希望あれば　毎回　お声はかけさせていただきますよ」

「いつやるの？」

「早ければ今月末から来月初めくらいですけど」

「変な保険はすすめないよね」

「はい、お客様に無理な負担のないプランをお薦めしてます」

「ちょっと詳しく聞かせてもらえる？」

「はい、ただ、今日はお酒が入ってるので

保険については後日お伺いしますね」

「えっ、はい」

「じゃあ　今日は保険のことは忘れて　楽しんでください」

「あ、うん」

「保険以外で　質問ありましたらご説明しますので」


うん・・・

見事だよ・・・

合コンを餌に見事　釣っちゃってるよ・・・

「釣れちゃいましたね・・・」

中川さんに　ちょっと耳うちする・・・

「まだ　油断しちゃだめ」

「えっ・・・？」

「明日、契約書に押印させて　初めて釣れただから」


翌日、一緒に同行させてもらって

「このプランが一番　おすすめかなと思います」

「うんうん」

「あと　オプションでこういうのもありますけど」

「オプション？」

「でも、これは　お客様の判断にお任せします」

「うーん、これってあった方がいい？」

「お食事会に参加するお客様にもおすすめしてまして

結構　みなさん　追加してますよ」

「そうなんだ」

「昨日　お話したように　これも共通の話題になりますね」

「そっかあ、じゃあ　追加で」

「ありがとうございます」

見事としか・・・

でも、なんか・・・

この契約術っていうか・・・

この手法というか・・・

　　　　　　　　　　　　　　・・・誰かに重なって見えた