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不思議なお姉さん

2013年04月09日 22:38

あたしがたぶん3~4才くらいの頃、家はボロい借家に住んでたけど、ある日、玄関のガラス戸をトントン叩いて誰かが訪ねて来た。

見ると二十代前半くらいの、ややぽっちゃりした女の人が満面の笑顔でガラス戸の外にいる。

おぼろげな記憶では、母親が応対して家の中に通したように思う。

あたしはあまり笑わない子だったけど、その時はそのお姉さんが来たことで心の底から嬉しいという感情が湧き出てきて、不覚にも同じように満面の笑顔になってしまった。

だけど不思議なことに、そのお姉さんに関する前後の記憶が全くない。

そのお姉さんの記憶は玄関で目にした時の記憶だけ。

もし大好きお姉さんだったのなら、少しくらいは記憶に残っていると思うし、今になって、なぜあの時あたしに嬉しい感情が湧き出て来たのかが解らない…

以前に母親に聞いてみたが記憶にないという。

あのお姉さん、いったい誰だったのだろう?

このデジログへのコメント

  • のり(^o^) 2013年04月10日 21:02

    不思議な記憶ですね。きっと素敵なお姉さんだったんだろうね…でなきゃ覚えてないもんね…きっとそうだよね

  • ペケ 2013年04月18日 10:15

    将来の自分だったのでは?

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