ディープ、大健闘の３着

頑張ってくれましたよ。この２ヶ月間のしっかりとした調整、関係スタッフの尽力がうかがい知れます。あれだけのパフォーマンスができるまでに仕上げてくれたんですもの。感謝の気持ちで一杯です。

今回はスタートが良すぎましたね。っていうか、ゲートが開くのがものすごく早かった気がします。JRAだと「でろー」か「よーい」見たいに一呼吸あって開きます。それが、フランススタイルなのか、ディープがゲートに入ったと同時に開きました。これがドンピシャのタイミングでディープに合ってしまいましたね。いつもとは違うポジションの、前から３頭目の位置でレースを強いられてしまいました。でも物凄く折り合っているように見えたので、心配はしていなかったですが．．．。
大方の予想では、スローで流れるとのことでしたが、最初の１０００メートルが１分０２秒。このペースはロンシャンにしては速いんではないかと思うんです。３強が同じ位置で牽制していた影響もでしょうね、自然と速くなったんでしょう。１２００メートル通過が１分１４秒くらいなのに、決着タイムが２分３１秒７ですから、前を行った馬にはかなりの消耗だったと思います。その中でディープは３強の最先着でしたし、最後は伸びていましたよね。ただ、勝ったレイルリンクとは斤量差３キロ、プライドとは１．５キロ差が出たと思います。プライドは最後方追走で、いつもならあの位置にディープがいるはずだったんですよね。でも、敗戦理由を探してもしょうがないですよね。結果負けは負け。あらゆる条件を打破してこその最強馬です。今はまだ、３歳馬に負けるレベルだと素直に受け止めて、来年までには更なる進化と成長を遂げて、いつもの雄姿を見せて欲しいです。ディープにはそれができます。僕はまだまだ期待します。

NHKで解説をした岡部騎手のレース中の「まだまだ」というつぶやき、すごく嬉しかった。熱さが伝わりました。でも．．．勝って欲しかったぁ～！