【お題日記】ボジョレーヌーボー2010解禁

●あれって・・ジュースっぽくて・・・


私は、基本的にフルボディーの重くて辛いのが好みなので・・まぁ、とは言え、季節のものなのでそれはそれで、悪くもないし、お好きな方に、とやかく言うつもりはありません。



ボージョレ・ヌヴォー（Beaujolais Nouveau）は、ボジョレーで生産されるヌヴォー（試飲新酒）仕様の赤ワインです。したがって、ボージョレの通常の赤ワインとは違います。



試飲酒だから、通常のワインが出来上がるより早く飲めないと意味がありません。ヌヴォー（試飲新酒）用のボージョレは、ブドウを収穫後直ちに醸造してボトルへ詰め、収穫したその年の11月に出荷を済ませるわけです。だから、ヌヴォー（試飲新酒）は、軽い仕上がりになるのですよ。



ボージョレ・ヴィラージュ（Beaujolais Villages）と呼ばれる、より限定された地域のものにもヌヴォーがあります。これは、その年に収穫されたブドウ（ガメ種）の出来具合を確認するための試飲酒です。そのために、短期間でワインとして完成させなければならず、MC法と呼ばれる急速発酵技術を用いて数週間で醸造します。言葉としては、新酒＝通常のワインの出来たての状態であり、ヌヴォーは、あくまでも試飲酒なのです。専門業者は、大量にワインを購入するわけで、その年の購入量を決めるための、一つの指針です。


だから、『ヌヴォーのみを購入する人々は、本末転倒である』とか宣うワイン通がいるわけですね。・・・でもね、ワインは嗜好品であって、好みや飲み方は人それぞれ。正式なルールなどありません。



MC法と呼ばれる急速発酵技術で、ごくわずかながら炭酸ガスを含有します。その上、酸味が少なく、爽やかな印象です。ただ、果梗由来の特有の苦みがあります。でも、私的には、これがいい！また、果皮や種から溶出するタンニンや色素が少ない為、色は比較的薄く口当たりの柔らかいワインなので・・まぁ、飲みやすいですよね。



そうそう、ワインは封を開けたら、飲みきりましょう！　1日置くと、酸化してまずくなりますよ。え！！そんなに飲めない？・・・呼んで下さい。飲んで差し上げますよ！