- 名前
- 瓦礫の月
- 性別
- ♂
- 年齢
- 67歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 瓦礫のかけらにも雨が滲み渡り伝い流れて、いつしか差して来た月の光にぬれて造る影の濃く...
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皿を洗う音にもその人の音がして
2006年06月29日 01:20
足音でその人が判るみたいに、皿を洗い片付ける音にも人の個性、その日の具合が読みとれて....
言っても仕方のない事の多く、言い得ない事の水を切り、棚に片付ける音か多くを語り、
背中を向けて鍋底をこすり魚焼きロースターをじゃぶじゃぶ洗い、生ゴミを捨て男の背中の様に、女の背中も台所に立つと見えて来るものがあり、
ゴボウの皮を削いでいる母カラオケの真似事を口ずさみ、上機嫌な時、沈んでいる時、立てる音も違い...存在するとは音である。
存在しない物は音を立てない。ピタゴラスが宇宙の音楽、その調和比率を聞きとった様に、宇宙は音、音楽に満ちている。宇宙は空気もないから無音であるとかそう言った次元の問題でなく、それを感じとり読みとれる力...
南無阿彌陀仏と聞くと宗教的暗さを感じるが、源語で聞くと実に明るい....
ナムアミダーブ
ナムアミダーブ
ナムアミダーブ
ガムラン音楽を聞く様に、鐘がそこで鳴っているのに遠い冥界の世界へ導かれて何か冥界をさまよっている様な、とりわけ泣くなった人を悼む時に聞くと、痛切に霊界へ通じている様な気もする。霊界も冥界も音楽を通して導かれる。
存在は音、声...
その声を聞くだけで
その頃の貴女
その頃の僕に
戻れる...
皿を洗い、食器棚に仕舞う音....
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