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美容師業界について

2010年02月13日 23:21

美容師業界について

今日はとてもいい天気でした。
昼一に会う予定が10:00に来てくれと電話があり南へと車を走らせた。

お孫さんを和歌山に連れていくからだって・・・

美容師の方ならご存知の方は多いでしょう。大阪美容師会会長さん(小出美容学校理事長もしてる)オファーを頂き6階立ての自社ビルの最上階に案内された。

高級なソファーにフィットネスジムも備わっていた。

部屋一面ガラス張りの大きな窓で太陽の光が差し込み、青空や雲や生駒山の絶景が見渡す限りって社長室でした。

会長は掃除しており、美人秘書さんが笑顔で対応してくれました。

凄くざっくばらんな方で話しを引き出すのがとても上手い人です。
ホリハホリとこのおっさん・・・(心の中でつぶやいていた)
あらゆる美容の歴史を知っています。
とても話してると楽しい気持ちにさせてくれました。
ほんとうにありがとうございました。

美容師という仕事について熱く語ってくれました。

1.美容サロン経営について

こんなに儲けの少ない口銭の薄い商売はない。

なぜならば、一人のスタッフで一日の売り上げが時間的に考えても平均2万円としたら人件費差っぴいたら

利益は50%あるかないかである。

ところが他のメーカーなどの業種ならば、一人で一案件100万円単位の売り上げも可能だからだ。

そして決定的に他の業界と違うのは、技術はもちろんのこと、お客さんに喜んで頂いて、幸せな気分にしてあげる
奉仕の精神がなければならない。自分のことなんてどうでもいいんだよ。どうしたらお客様、スタッフ同士に好かれるか?
どうしたら満足させてあげられるか?
この精神がなければ生き残りはないだろう。

どうしても営利目的や自分の好みスタイルを追求してしまいがち。

お客様パーマをして欲しいって頼んでもこういうカットのほうがリーズナブルでお似合いですよと提案できるか?
はっきり言って売り上げにつながらない。商売下手だ。

でもお客様にとって一番いいサービスを考えていくことが永い年月で未来の世代まで常連さんを生む秘訣だとおっしゃる。

だから会長さんは人の役に立つことを第一に考え、しかも自己資産投資なので安泰して経営に専念できる。
そして若い世界トップレベル後継者美容師を育てるために一生懸命頑張っていらっしゃる。

18歳で美容師の世界に入った時、男性の美容師といえば・・・おかまゲイの人が多かった時代なのでお客さんも気持ち悪く身を逃げ出したくなるような感じだったよっとおっしゃっていた。

バブルも経験したし、5億の借金もしたし、いくつものかつての全盛期で知り合いの売り手No.1のサロンは次第に潰れていった。奉仕利益ばかりを追求してはならないの精神を忘れるべからず。
美容っていうのは訳のわかんない騙しもあるしね。


いろんな失敗例を語ってくれた。
でもリーマンショックの今ころが底値でチャンスだ。
不況こそチャンスは転がってるのだ。



ここ何年間は美容師の数も増えてきてボンボコサロンができている。駅前なんか激戦区コンビニの数より多い。飽和状態だね。

しかし、小さい店が出来たと思ったらすぐ何年かしたら潰れていく。
若い人がすぐに店を出す。大概、親に保証人になってもらって事業資金を得て店をだす。
なんとなく流行ってるようだが、毎日調査してるとお客ははいってない。資金繰りで必死になって本来すべきサービスや技術を提供できないまま店をたたむ例が少なくない。そんなあまくはないのである。確かに勘違いしてる美容サロンもある。チャラチャラした出で立ちでファッションを追求するのはいいけどね。お客はいずれ見抜く。その店が3世代続くのは皆無だろう。

厳しい言い方をするがこれが現状である。

また男性の場合美容師寿命ってのもある。

女の子は2、3年ではやくプロになってほしい。
なぜならば、結婚出産してブランクが空くので・・・その技術感覚をはやく戻すために。


2.そして、最近の美容学校のあり方について

会長さんは経営困難な小出美容学校をてこ入れして再建された実力者で日本一学費を安くしました。

国家試験課題が差ほど変わらないのに1年制から2年生になったこと・・これはやはり少子化という時代の流れも関係してビジネス化している。結局学校側も1年生のクラスと2年生のクラスをつくらなければならず設備投資も余儀なくされる。

美容学校ではいろんな意味で人生には財産になる経験はつくれる。
しかしながら、ここでの技術はほとんど実際のサロンワークでは役に立たない。あくまでも国家試験合格、学校の合格率を上げること、オチこぼれをださない、を重視してる所以である。

展開図がかけてアウトライン、シルエットや実際流行ってる雑誌などのスタイルのカットやエフェクトができる技術、接客、シャンプーの立ち仕事や人間関係サロンでしか学べない状態です。

どんな仕事でも同じです。
僕が私がこうしたいんです!っていうのはどうでもいいこと。どうしたいかニーズを望んでるのはお客様が評価するからです。こちらがいくら情熱もっても相手が振り向かなかったら恋とおなじで成り立たないでしょ?

そして経営者として向かないタイプは・・・・

簡単な例でいうと・・・電気代がどうだ、人件費がどうだとか常にお金に執着してる人です。こんなものは後でついてくるから。

(結論)

経営で、一番大事なことは・・・周りの人を喜ばせたり、幸せにしてあげれる気持ちです。

https://www.youtube.com/watch?v=13qCf7xsRcI&feature=related

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