マイケルが我が家にヤッテキタ！

昨日、我が家にかの有名なマイケル様が、SPとマネージャーと音響、照明さんたちを連れて我が家に馳せ参じられました（徒歩で）

（ピンポーン）

『ハ～イ、ニッポンヤッパリイイネー！ソレニシテモココノ、ピンポンハトッテモマヌケナオトデスネ～！オゥ？！キミガココノオジョウサン？』

仁王立ちでバラをくわえながら照明さんに照らされる幾多もの整形によってかなり鼻が高くなられたマイケル様。

『ウワアアアアア！！！！まじでマイケルジャンクソンがきちゃったよこのボロ家に！やっべえええええ！！！かーちゃーん！！とーちゃああーん！！そうです！！私がここのダメな父としっかり者の母の娘です！！御会いできて光栄です！！』

『オー！キミノパパハ～シッカリモノで～キミノママハ～マルデダメナンデスカ～！』

アーハ？とウインクしながら言うマイケル様。グラサンの所為であまりきちんと表情は伺えません。


『ダメだぁああああ！！！！日本語通じてねえええ！！これだけ日本語喋れてるのに通じてねええ！！！ま、まあまあ！！とりあえずどうぞ！！冗談抜きでマジに汚い家ですが！！』


カモンと手を振る私。それを見たマイケル様。

『チョット失敬』と小声で言いながら高そうなブーツを脱ぐのに苦戦しておられます。
でも中々ぬげません。周りの顔がとんでもなく怖い大男さんたちも少し困り気味のようです。こころなしか顔がオロオロしています。
しかし今迄見守ってきた可愛いわが子の成長のため、とここは心を鬼にして見守っている御様子。

しかしやっぱりブーツすらまともに脱げないマイケル様。それもそのはず、そんなビジュアル系みたいなヒモ絡みまくりのブーツはいてりゃ私だって脱ぐのに一苦労です。

次第にイライラ募ったマイケル様は。

『ガッデム！！』

と叫びながらその人智を超越した腕力でブーツを引きちぎってしまわれました。

『ちょ！マイケルさん！？だめっしょそれは！！帰りどうすんの？！え？近所のトミヤマで買う！？いやだめだって！！そんな世界的有名なあなたがトミヤマでワゴンセールの靴買っちゃだめだって！！』

かなり不機嫌なマイケル様はどうやらヤケクソの御様子。マジでトミヤマにいかれては色々とトミヤマの人が困るだろうから必死でとめる私。

『イイノ！！マイケルソンナコト気ニシナイカラ！！モウ！ゴハンマダ！？モウ歩イテキタカラホントオナカペコペコナノ！』

ぷくー！っと頬を膨らませてツーンとそっぽを向くマイケル様。


え、ちょ…気持ち悪いんですが。
いい年こいてあんた、ツーンてアンタ…。
やばい、この鼻をつねりたい。めっちゃつねりたい。






「っていう突然訪問があったらどう思う？」

「いやまずあり得んし迷惑な上に勘違い甚だしいなお前の脳内マイケルは。」


もう10年の付き合いになる友達との今日のメールは昨日のスマップのテレビに出てたマイケル様のことで持ちきりでした。