アンヴィル　夢を諦めきれない男たち

吉祥寺バウスシアターで木曜日の17時の回を見てきました。40人くらいかな。いい席を取り放題。あまり入っていませんね。あれだけテレビ宣伝しているのに！UPLINKがテレビ宣伝ですか？渋谷シアターイメージフォーラムも満員が続いているし、ミニシアター系映画館も採算第一主義なんですかねえ？
　で、この「アンヴィル　～夢を諦めきれない男たち～」ですが、結構よかったですよ。
特に、ある程度の年齢の人で、ロックに興味を持っていた人なら絶対大丈夫です。お勧め！
　ドキュメンタリー映画なんです、これが。
　25年前の1984年に日本で開かれたロック・フェスティバルにはボン・ジョヴィとかスコーピオンズなどの錚々たるグループとならび、アンヴィルというグループが参加していたそうです。そして、彼らはそのステージパフォーマンスだけでなく音楽性でも同業人からも尊敬を得ていたそうなのですが、なんとそのあと25年間泣かず飛ばず。
　グループの元々のメンバーの二人、リップスとロブも、高校の給食のケータリング会社に勤めて、バンを運転して生活費を稼いだり、内装業をして何とか糊口を凌いでいます。怪しげなエージェント女性に唆されて行ったヨーロッパツアーでは、数人しかいない前での演奏や、電車に遅れて駅の待合室の地面のうえで眠ったり、道に迷って2時間遅れて着いた会場での演奏代を払ってもらえなかったりと、結局お金は全然稼げない「ツアー？」です。
　13枚目のアルバムのＣＤを送りつけたレコード会社からはいい返事はもらえませんが、50代になっても夢を追い求める彼らは、人生やれることをやってやろうと、くじけません。

　そんな時、とある国から演奏のオファーが！！
　くだらない映画ではありますげ、ラストはけっこう、感動します！
　彼らの曲「メタル・オン・メタル」、恰好いいです！

　バンドを組んだ経験のある人は必見です！