ウ゛ィヨンの妻

ウ゛ィヨンの妻

映画CMが一杯流れてる。


津島修治(太宰治)の作品は好き。
でも
ウ゛ィヨンの妻
は読んでない。

斜陽
も読んでない。



一番好きな作品は？
と、問われると
グッドバイ
だと答えます。

未完だし
一般的に言われる太宰作品とは違うし
グッドバイ
を、良い　という人は殆ど居ない気がする。


でも、太郎は
グッドバイ
が、一番好き。



太郎が思うに
きっと、太宰はグッドバイを
ある意味楽しんで書いていた気がするのだ。


作品を書くために
己が人生をさらけ出したり
反省を込めて書いたり
ヒロポンの勢いを借りたり
と、太宰作品には
苦悩が根底にあると感じさせられるのだが、


グッドバイ
には、それが無い。


思いつくままにペンが進んで書いちゃった感がある。



これが、苦悩の作品を経ずにで書かれたものならば
ただの駄作かもしれないけれど・・・。

この作品が完成していたならば
もっと、太宰は多くの名作を生み出していたのでは
ないだろうか？