母親が入院して…

最近、ログにコメントしていませんでした。
コメント返信も遅れてて、すみません。

母親が入院してしまい、バタバタしていました。

7月6日ごろから、
母は、右手が動きにくくなり、物を落としたり、動きが遅くなってしまった。
右足も動きにくくなり、右足をひきずるようにして、歩くようになった。

なんとなく、ボーっとしている感じ。


俺は、右手と右足が同時に動きにくいならば、脳に異常があるから、すぐに、病院に連れて行き、精密検査をした方が良いと言った。

俺の父親が、手足が動きにくくなっただけで、医者に連れて行っても、たいして、診察してもらえないし、連れていく意味がない、と言った。

このまま放っておくと、後遺症が残るから、一秒でも早く、精密検査を受けて、治療した方がいいと思った。


俺の父親は、信じたくなかったらしい。
母親が重大なことになっていることを。
もしかしたら、死ぬかもしれない、ということを。


だんだんと手足が動きにくくなっているのだ。

俺の父親は、心の中では、わかっていたと思う。
これは、普通のことではない、と。

7月9日から俺が、強く、母親を病院に連れていくことをすすめた。これは、一刻を争うと、思っていた。

しかし、母親は、病院が嫌いだから、9日は、行きたがらなかった。
10日に、もう一度、俺は言った。
このままでは、いけない。最悪、死ぬし、早く治療すれば治るかもしれないが、遅くなれば、後遺症が残ると。

母親は、10日の夜に病院へ行く、と言った。
だから、俺は、10日の夜に、近くの大きな病院にどんどん電話をしていき、夜勤の脳外科の医者がいる、病院を探した。

しかし、父親は、まだ抵抗する。
明日になれば、良くなると思う。
夜間や休日は、しっかりと診てもらえない。

いろいろ減らず口を言う。

俺が連れていく、と言っても、
「今日行く必要はない」
と言う。

母親も、病院が嫌いなので、結局、
「行かない」
と言いだした。

俺は、言った。
「現実から目をそむけて、死んだときに、後悔しても遅いから」

父親は、目に涙を浮かべて、
「大丈夫だと思う」
と言った。


人間というのは、重大なことになったときに、
行動できる人間と、目をつぶってしまう人間がいると思う。

現実逃避をしてしまう人間。
父親はそれだ。


12日に父親に言った。
「現実逃避をするのは、自由だが、母親が死んだとき、責任をとる覚悟はあるか？病院に行かなくていいと、医者でない人が勝手に言って、殺すつもりか？」

さすがに、この言葉で、現実逃避から戻ってきたらしい。

午後に、父親は、近くの大きな病院に電話をして、母親を連れて行った。
1時間ぐらい待たされて、診察を受けた。

CTとMRIで脳の中を調べた。
緊急入院になった。

慢性硬膜下血腫
血管が切れて、脳の中に血がたまってしまっていた。

このままで、脳膜が破れれば、死ぬか、死ななくても、重大な後遺症が残る。

しかし、その病院では、ベッドの空きがないのと、手術が必要な患者が多くて、すぐに手術できないので、ほかの病院を紹介され、救急車が病院に呼ばれた。

救急車に乗せられ、紹介された病院に転院した。
夜7時になっていた。

俺は、家に戻り、兄や母親の姉(おばさん)に電話をしたりしていた。

13日の午前中にもう一度、検査をして、午後に手術をした。

手術は4時間かかったが、成功した。

一日ごとに回復し、
現在は、後遺症もなく、回復した。
食事もしっかりと食べ、病院内を歩き回っている。

そして、明日退院になる。


現実逃避をした方が良いことは、ほとんどないと思う。

後遺症がなく、回復できたのは、本当に良かった。。。