芸ニズム

一昨日の晩にオールをし、
そのまま次のお誘いへと直行、
更に本日は丸一日、試飲キャンギャル立ち仕事、
という強行軍を働いて参りました。
いやー、死にます。

さてさて、その二日目だったのですが、
なんばグランド花月にて、「NSC道場」というものを見物。
これは、芸人養成学校NSCの卒業生約50組が、
ネタを披露し、構成作家やNSC講師にコメントをもらい、
その場をお客が覗いている、というような、
非常に簡素極まりないライブです。

一組あたり持ち時間２分
セットの転がった撮影スタジオに、幕を引いただけ
客席は、ウレタンブロックを並べただけ
司会はへびいちご
チケ代500円

妥当なライブでした。
代価に対する妥当性というのは、必要な事ですが、
これはまた別の機会にするとして。

面白い方は面白かったです。
面白くない方は、まるで面白くなかったです。
審査員の、「若手は勢いでなんぼ」とかいう好みの偏りには目を瞑るとして、
この企画でウケる方は、TV芸人向きなんだと思います。

２分て。

もう少し展開が見たいネタもありました。
５分喋ってほしい組もありました。
まぁ、５分は持たないだろう方もおられましたが。
やりこんだ勝負ネタの方や、
設定ガッチリのコント組は、別のネタも見たかったり。

武器の使い方が間違っている方も少々。
モノマネ似てるのに…違う！それは、そこじゃないっ！
キャラ濃いのに…なんでそれを殺すんだっ！
お前たちはガルマにメカニックをさせたいのか！？（違

そして全体的に、オチが弱いのです。
え、それオチ？それでいいの？というのもあれば、
「やめさせてもらうわ」「もぅええわ」が、１テンポ遅いのも。
特に後者は、惜しさ満点でございます。
関俊彦が生え際後退なことくらい惜しい。

いやはや失礼。取り乱し候。
500円。妥当。

お笑いにも方向性がございます。
2分、7分、15分、25分、フリートーク、ギャグ。
肉体芸は、長持ちしないから止めて欲しいのだけど。
若人よ、カードを生かして頂きたい。