007 慰めの報酬

DVD観ました・・・・うーん。
これは本当に007の映画なのか?
冒頭のアストンとアルファの息詰まるカーチェイス。
美しいイタリアの湖。
お約束の異国情緒満天のマリーナ。
エキゾチックでどこか薄幸のボンドガール。
お久しぶりのPPK。
文句のつけようのない、CGに頼らないアクションシーン。
だけど・・・・
これは、断じてジェームズ・ボンド007の映画ではない　!

私がこよなく愛したジェームズ・ボンド英国海軍中佐、
MI6のコードネーム007は一体何処へいってしまったのか?

私の007は、下品にライフルなど使わない。
何時いかなるときでも紳士である事を忘れない。
紳士たるものユーモアを欠かしてはいけない。
怒りに任せてむやみに相手を殺害しない。
好きなカクテルは「マティーニ」。
無意味なカクテルなど飲まない。

この、新しいジェームズ・ボンドは第二次世界大戦も東西冷戦も、
スペクターの脅威も知らないのだ・・・

あなたは、一体何者?

ジェームズ・ボンドを名乗っているが007ではないな !
ひょっとして、008、006?
いや、まさか。
CIAの「ボーン」さんですか?

とにかく、私は怒っている!
イアン・フレミングも怒っているはずだ!