- 名前
- shinji
- 性別
- ♂
- 年齢
- 51歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- スウィーツ大好きです。 フットサルなど、スポーツも好きです。 バーベキューとかキャン...
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いつか会えるよね (8)
2009年06月21日 14:44
宝くじを買い、ひたすら、当たることを祈る。
宝くじは、当たる可能性は、低い。
でも、当たる人は必ずいる。
だから、当たる可能性が低くても、買う人がたくさんいる。
小さい可能性でも、それに賭けることは、重要だと思う。
例えば、セール品を買いに行ったとき、
見つからなかったら、売れてしまったと思い、そのまま帰る人が多い。
でも、まだあるかもしれないと思い、
店員に聞いてみると、残っているときもある。
諦めずに、ちょっと聞いてみる、大切なことだ。
小さい可能性でも、賭けてみると良いことがあるかもしれい。
しかし、あまりにも、小さな可能性に賭けて、時間が過ぎていくのは、どうなのか?とも思う。
(前回の続き)
Kさんが退会したあと、
Kさんと仲が良かった会員も辞めていった。
俺も楽しくなくなった。
俺は会員費を一括で支払っていたので、契約期間終了で辞めた。
スポーツクラブは、楽しさを提供しないといけないのに、俺たちはKさんのことで、楽しくなくなってしまった。
結局、今回のことで、だれが、得をしたのか?
誰も得をしていないのではないか?
もしかしたら、マネージャーが喜んだかもしれない。
自分の彼女が好きになった男が辞めたのだから…。
でも、Kさんや他の会員が退会したので、やはり、喜べないだろう。
スポーツクラブも、現在は、経営がラクではない。
一人でも多くの会員がほしい。
マネージャーなので、会員数が減れば困る。
一人の女性インストラクターが、みんなを不幸にしたのではないか?
そんな感じもする。
恋愛というのは、個人の問題だが、みんなを不幸にしてしまうこともある。
その女性インストラクターに、また、別れが訪れた。
スポーツクラブは、都内に多くの店舗があり、マネージャーは、ほかの店舗に異動になった。
正確にいうと、新しい店を開店したので、そこのマネージャーとして、異動になった。
マネージャーの仕事は、非常に忙しい。
残業も多い。
店舗が違えば、ほとんど会うことは不可能だ。
今までは、2人に都合が良いように、シフトを組んでいたが、店舗が違うので、シフトも調整できない。
その女性インストラクターはマネージャーと別れた。
Kさんを失い、彼氏であるマネージャーも失った。
自分だけ、取り残された感じ。。。
マネージャーと別れるのはいい。
マネージャーは、次の店舗で他の若い女を口説いているだろう。
Kさんに会いたい。。。
マネージャーもいなくなったので、もう、いつでも付き合える…。
でも、
その女性インストラクターも、心の中ではわかっている。
Kさんとは、もう、会えない…。
そして、会ったとしても、どんな顔をして、会えばいい?
Kさんは、何もしていないのに、
私のことを「好き」と言ってくれただけなのに、
「Kさんが、つかんだ」
と言ってしまった。
でも、もしかしたら、また、笑って、ジムに入ってきてくれるかもしれない。
また、来てくれる可能性は、ゼロじゃない。
だから、このスポーツクラブは、辞めるわけにはいかない…。
それに、このスポーツクラブを辞めてしまったら、Kさんとのつながりが、完全に切れてしまう気がする…。
もう会えないかもしれない。
でも、時間がたてば、Kさんは戻ってきてくれるかも…。
でも、私が辞めたあとに、もし来てくれたら?
「でも」を頭の中で繰り返して、「いつか会えるよね」と思ってKさんが来るのを待つ。
その女性インストラクターは、もう会えない、という現実を、まだ受け入れてないのだと思う。
受け入れたくないのだと思った。
ゼロに近い可能性を信じて、ずっと待ち続け、6年が過ぎた。
そして、偶然、駅前で俺に会った。
その女性インストラクターは、わかっていることを俺に聞いた。少しの可能性に賭けて…。
「Kさんと連絡とっていますか?」
俺は、Kさんと、あの時以来、会っていないし、メアドも電話番号も聞いていない。
だから、連絡は、とれない。
「連絡先を知らないから。」
と俺は答えた。
「そうですか…」
とその女性インストラクターは寂しそうに答えた。
その表情を見て、俺は思った。
まだ、待つつもりか…。
謝りたい、
自分の本当の気持ちを伝えたい、
という気持ちでいっぱいなのだと思う。
その女性インストラクターは、
あの時、24歳だった。
もう6年ちょっと経つ。今年31歳になる。
待ち続けて、時間だけ、過ぎていく。
そろそろ、現実を受け入れて、小さな可能性に賭けるのは、やめた方がいいと思う。
そう思いつつ、
「元気でね。」
と俺は言って、その女性インストラクターと別れた…。
宝くじは、必ず当たりがある。
Kさんは、必ず来る、とは、言えない…。
このデジログへのコメント
このお話、切ないですね。
彼女も悪気は無かったんでしょうね。。。
二兎を追う者は一兎をも得ずってかんじですね・・・。
でもKさんはなにも悪くないのでかわいそうです。
ksanが今 幸せでいる事を願ぃます(*´`*)
> ゆりあさん コメありがとうございます。後悔しても遅いですよね。
> milkさん コメありがとうございます。悪気がなくても、行く着くところまで、行ってしまった感じがしました。どこかで、決断しないといけなかった気がします。
> ハルカさん コメありがとうございます。Kさんのことを他の人が誤解したら、すぐに謝らないといけないですよね。何もしない、ていうのは、いけなかったと思います。
> モモさん コメありがとうございます。二兎を追うというよりも、Kさんに対して、何も行動しなかったんですよね。ズルズルと関係だけを伸ばしたのは、いけなかったと思います。
> 琴乃♪さん コメありがとうございます。Kさんは、幸せになっていればいいですよね。でも、連絡がとれないから、わからないんです…。
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