病気を受け止めるために。。

苦しい、つらい。
思ったよりも症状が芳しくない。
堪え難い痛みに心が乱れるとき。
不安と苦痛に脅かされるとき。

喧噪にまぎれていた日常のポツリ取り残された寂しさが
病苦を一層厳しいものにすることがあります。
ひっそりと静まり返った孤独の夜が
痛みを一層あからさまにします。
独りで時を過ごすことに慣れていない弱さ。
独りで過ごす時間の意味を感じない哀しさ。

あなたの心に光を受けてください。
悲観的な思い、恐れ不安をひとまず脇において
今もあなたを生かそうとする力が働きつづけていることを感じてください。
そしていかなる時と場にも等しく人生の道は
開かれていることを感じよう。

この世には
あらゆる痛みを癒そうとする力があふれています。
肉体を癒し、精神的に癒し、
人間が抱える様々な痛みを全体として
必ず癒しうる力が働いているのです。

その癒しの力を信じて光を受けてください。

　　　　　　　　　「新祈りの道」　　　高橋　佳子