今年の夏・・

今年の夏もそろそろ終わりか・・



君がここに来て初めての夏。



・・君が冬の時に、



夏になったらいっぱいいっぱい遊びたいなあ～



って言ったから、俺も君と一緒にいっぱいいっぱい遊びたいなあ～



って思いあの頃から俺は君と遊ぶ事ばかり考えていたよ・・



夏になったら、、



俺が今までいろいろ行った海の中で、とても綺麗なお気に入りの海



に君を連れて行きたい！



俺すら行った事のない素晴らしい場所、楽園を君と一緒に探した



い！



祭りの後少し離れた所で君と二人きりで花火が見たい！



誰もいないビーチで夕方泳いでそのまま夕日を二人で見たい！



満天の星を君と二人でずっと見ていたい！



たくさんたくさん思い出を作りたい！！



そう思った。



毎日毎日早く夏来い！



ってね。



俺は暇さえあれば、いつもいつも君とどこ行こう？どうしよう？



なんて考えて、君を絶対連れて行く場所リストまで作って用意しち



ゃってたよ。



でも・・



そのリストが使われる事はなかった。



自分が長年かけて探しあてた場所。



誰にも教えていない取っておきの場所。



君だけに教えたかったんだけど・・



でも、



もう連れてくる事はないのだろう。



君はあの時いっぱい遊びたいなあ～



と言ったのはいっぱいの人と遊びたいっていう意味だったのか、



俺じゃないもっと魅力的な人といっぱい遊びたいっていう意味だっ



たのか、



今となれば分からないけどどちらにせよ、そうだったのならあの時



俺にあんな事言わないでくれよな！



俺は君が大好きなんだし、君が言う事はなんでもどんな事でもかな



えてあげたいと思うし、



その為ならどんな犠牲でも払うんだから。



・・でも君はこの夏楽しんだみたいだね



いっぱいいっぱい遊んでるよね。



俺は必要ないんだね。



君にとって俺はまったくの役立たず。



せめていっぱいの人と遊ぶ中のただの一人でもいいからさ。



入れて欲しかった・・



君の遊ぶ人リストの中に入れて欲しかった・・



・・今年の夏ももうすぐ終わる。



何もしないまま終わってしまった。。



役にたたなかったリストだけが残っている・・