右手の恋人

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あの人は今こうしている　美加マドカ（ストリップやロマンポルノで活躍した）
8月26日10時0分配信日刊ゲンダイ


“アイドルストリッパー”の元祖といっていいだろう。まだAV女優がストリップに進出していなかった80年代半ば、若さと愛らしさで各地にファンクラブが結成されるほど人気を得た美加マドカさんだ。しかし、突然、舞台から姿を消し、もう15年以上、消息を聞かない。今どうしているのか。

「取材を受けるなんて、平成元年（1989年）にストリップをやめて以来でしょう。緊張しちゃうな」
　美川憲一の「柳ケ瀬ブルース」で知られる岐阜市随一の盛り場、柳ケ瀬にあるスナック「ティアラ」で会った美加さん、こう言って微笑した。
「オープンして13年になります。初めての水商売、頼りになる知り合いもいなくて、最初は苦労しました。『美加マドカ』を看板にしたら、それなりにお客さんはいらしてくれたでしょうけど、本名で通してきましたからね。“美加マドカに似とるね？”“よく言われるんです”、こんなやりとりをどれほど繰り返したことか」
　お店はカウンターとボックス席に分かれ、20人も入れば満杯。2人の女性スタッフが手伝う。
「美加マドカを明かしたのは、開店10周年のとき。昔、音楽面でワタシをプロデュースしてくださったジャズサックス奏者の坂田明さんをお招きしたところ、“どうしてあんな有名人と知り合いなんだ？”ってことになり、美加マドカだったことを白状せざるを得なくなってしまったんです」
　それを機にディナーショーを開くように。今年は8月8日、岐阜市内のフレンチレストランが会場だった。ちなみに、料金はフルコース付きで1万5000円。120人が彼女の歌を楽しんだ。
「照明や音響はプロにお願いし、ゲストもお呼びしているのでショー自体は赤字です。でも、マドカもガンバってるな、と喜んでいただければ」

さて、彼女は82年にストリップデビュー。若さと可愛らしさで圧倒的な支持を受け、デビュー1年で東京、大阪、神戸にファンクラブが誕生した。
「劇場だけでなく、キャバレー、雑誌のグラビア撮影、テレビやラジオ出演と寝る間もないほど仕事が続き、週のうち2日は徹夜してましたね」
　ロマンポルノ「指を濡らす女」に主演したのは84年。
　その後もCDを出すなど、活動の舞台を広げた。しかし、89年に突如引退。本人の弁では「美加マドカとして華があるうちにやめたかった」とか。それと同時にある男性と付き合った結果、シングルマザーになったことも大きかったようだ。
「その子も来年は大学受験。月日が経つのは早いものです」
　両親にプレゼントした岐阜市内の一戸建てに母親、兄、息子の4人暮らしだ。

最終更新:8月26日10時0分

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そぉ言えば　かなりお世話になりましたネ