カツラハンター

先日、社長さんと飲み会があり
翌日、一緒に飲んだ同僚であり飲み友の彼女から

「いつでも良いから、帰りに会える日ない
メールで話せない話をしたいんだけど」

「じゃあ、1時間サクッと行く？
今日大丈夫よ」



そして仕事の後に彼女と会った

開口一番
「あの人、ヅラだよ
気が付いた？」

私は全然分からなかった

言われてみれば、かなりなお歳なのに、すごい髪がフサフサしてる方だなとは思ったけど

「あれは相当お金かけてるね
でも、私分かるのよ
自称、最強のカツラハンターだから」

いつもより飲むペースが遅かったのは
そういう観察をしていたのだと分かって笑ってしまった

カツラハンターも初めて聞く

「あなたもサシ飲み誘われたでしょ
あの後ガンガンメールきて
断りづらくて、行くって答えちゃった」

確かに、私も帰り際に次の予定の約束をしたというかさせられた

「いつ行くの？」

私が日にちを言うと

「私はその三日後よ
あのさ、飲みに行ったらどんな話したとか、共有しない？
それと、この間別れ際に
両手を握られたの見たでしょ？
選挙運動かって思った
国会に送ってください的な

何かセクハラみたいなことされたら
今後一切飲みに行くの断ろうね

それとさ、あの時いろいろ予定を提案されたよね

整理すると
・共通の知り合いが退職するのでその送別会
・共通の知り合い含む4人での食事会
・四国へ3人で行って、現地の知り合いの車で観光
・3人でカラオケ
・社長さんの会社の近くの日本酒の美味しいお店

だったよね」

「そう言ってたね」

私たち2人は社長さんのパワーに圧倒されて

「そうですねー楽しそうですねー」

それしか言えなかった

飲むのは良いんだけど
何が1番嫌かというと






口臭が・・・


自分も気をつけなきゃ