性に目覚めたとき

幼少期の記憶なので、曖昧ですが、たしか5歳の頃。
休日に両親の部屋に行き、父親が購読していた「週刊ポスト」のグラビアと袋とじと官能小説及びマンガをこそこそ盗み見していたのが入口だったのかもしれません。子どもながらに、イケナイことをしているんだという自覚はあったようで、盗み見た後はキッチリと元の場所に戻すことは徹底していました。

それから小5の頃、朝型寒かったので冬だったかと思います。当時、日曜朝のアニメを見るのが楽しみで、ひとり早起きしてこたつにもぐりながら見ていました。
CMになり、うつ伏せでもぐっていた私は、トイレに行こうと思い、こたつからずり出ようとしたとき、股間にゾクゾクっとした感覚を覚えました。ふと、もう一度潜り込み、同じようにずり出ると、またゾクゾクっと。なんだか気持ちの良さを感じたので、今度はあおむけになり、パジャマの上から股間を上下にさすってみたのです。しばらくしていると、おしっこを出した後のぞくぞくに似た感覚が僕を襲い、すごくすっきりしたのです。パジャマの上から湿り気は感じなかったので、もらしていたわけではないと思い、そのまま何もなかったかのように過ごしました。
それから、「日曜朝7時になると気持ちいいことになる」ということで、ますますアニメを欠かさず見るようになり、同時に「さすり」がオプション化されていきました。しかし子どもながらに、誰かに見られちゃいけないことだと思い、時折祖父が早起きして居間に来たときは断念していました。次第に、日曜に限らず、朝してみても気持ちがいい！ということに気付き、そこから朝の日課のようになっていきました。

自分のおこないが何だったのか、真実を知ったのは2年後でしたとさ。