巣立ち

今年もたくさんの燕が家にやって来ています。
第１陣は早くも巣立っていきましたが、巣立つまでには生の営みが多く見られます。


以降のログは内容が少し過激というか、グロい話となりますので、苦手な方はスルーしてください。


去年までの巣を使う燕もいれば、今年新たに巣作りから始める燕もいて、家の回りを飛び回っています(^-^)
もちろん、去年の巣を使う燕は卵を産むのも早くて、今の時期だと２回目のヒナが顔を出し始めています♪

当たり前ですが燕にも天敵がいますし、燕が天敵となる虫やミミズなどの生物もいます。
どちらも生きていく上では仕方の無いことなんですが、ヒナが生まれて顔を出し始めるとヘビがどこからか現れるんですよ。

燕はヘビが寄って来ないように人の気配のするところに巣を作ったり、ヘビが這う事の出来ない場所に巣を作ります。

しかしながら人の気配があってもヘビはヒナを狙いますし、親燕がいてもお構いなしに巣に近付いて行ってヒナを食べてしまいます。

親燕がずっと鳴いていて、ヘビが巣に近付いく前なら捕まえて殺すのですが、お腹が大きくなって動けなくなっているヘビを何度も見た事もあります。

何故殺すかというと、いくら遠くの川に流しても戻って来るんですよ。なので殺さないと毎年燕のヒナは犠牲になりますし、燕が巣を作らなくなってしまいます。
現に一度ヘビに襲われた巣には燕は戻って来ないんですよ。
やはりヘビの匂いがするのでしょうか？

だからその巣は燕が居なくなったら壊します。

危険はヘビだけでなく、一度の出産で４～５羽のヒナが孵りますがあの小さな巣の中に４～５羽も居るといくら小さなヒナであっても狭いですよね。
ましてや親燕が持って帰ってきた餌を食べるのに身を乗り出したりするわけですから落ちる可能性もあるわけです。

写真は昨日の写真なんですが、たぶん巣から落ちたヒナだと思いますが暑さを凌ぐ為に日陰に入っていたと思いますが、残念ながら今日亡くなっていました。

親燕も巣から落ちてしまったヒナにまで餌を与える余裕もなかっただろうし、巣に戻すことも出来なかったのかもしれません。
もしかしたら僕が近付いた為に見捨てられたのかもしれません。
自然界の厳しさですよね。

羽ばたいて巣立つ燕も居れば羽ばたく事もなく巣立つ燕も居ることを知って貰いたくこのログを書きました。

長々とごめんなさい(^_^;)
でも、これは人間界にも言えるかも知れませんよね。
これ以上は深く書きませんが命はいかに尊いかを燕に教えられている気がします。