仮面の告白　６

主人と同居を始めて半年位たった夜半、家の電話がなりました。珍しい・・誰だろう？暫らくすると、メッセージに録音する女性の声が聞こえてきました。中年の女性かな？という印象でした・・
Ｋちゃん・・明美です。明日の件で電話しました。実は携帯を水に落としてダメにしました。以前教えてもらっていた住所から電話番号を調べました。電話してください！０７８−・・・
ほほう～これは面白い・・もう一人の私がムクムクと起き上がるのを感じました。電話番号はメモを取り、主人が風呂から出てくるのを待ちました・・彼の携帯を手元に置いて・・
電話が有ったわよ？誰から？録音再生です！Ｋちゃん・・明美です・・こんな面白い場面も珍しい！明日は友達の家で麻雀ではないの？泊まって来る・・だったよねぇ～この方どなた様なの？
主人は知らぬ存ぜぬを決め込みました。再ダイヤルボタンを押しました・・あっＫちゃん・・良かった繋がって・・
こんなに慌てた主人を見たのは初めてでした。もう止めろよ！私の手の中には彼の携帯が有りました！お風呂に投げ込んでやりました。あ～面白かった・・ジャンジャン
バックアップを残していたので、困りはしないだろうと思いましたが・・翌日どうなったか？麻雀には出掛けて行きましたが、泊まって来なかったですね！
皆さん気を付けましょう！付き合う相手を選ばないと家庭崩壊しますよ。
私の中に常に２人の自分がいるのを自覚しています。Ａ型　双子座　いのししの性格そのままの私ですが、緻密に細かい計算をやる自分と激情のままに突っ走る自分がいます。この２人が常に背中合わせにいて、私の行動を支配しているのです。
ＳＥＸに関しては、Ｓの自分とどＭの私です。
独身時代に付き合っていた男性が超Ｓでした。彼は私の身体を求めるわけではなく、精神で繋がっていたい　という人でした。年頃は同世代（あっ日本人です　念の為）これにもう一人　どＭなぽつちゃり系の女性がいて、よく３人で遊んでいました。このＭ女を二人
で虐めるのです。私は彼のアシストです。メインはこの二人なので、私はもっぱら見学ですが・・彼女は私達をご主人様　奥様とよんでいました。
ある時、全裸の彼女がバイブで責められて、シートに失禁したのです。彼は阪神高速の路肩に車を止めて、彼女を置き去りにしようとしました。さすがにこれは私が慌てました。それだけは許してあげて・・懇願しました。それでは、僕の命令を受け入れる？

翌週の土曜日、彼から呼び出しがかかりました。場所は東大阪の某公園です。ここは、夏になるとゲイ・女装のメッカらしいのです。その手の人達には有名な場所で・・特に土曜日の夜は追っかけも出るくらい・・目を凝らせば草むらに男性同士のカップル　網タイツと黒の下着姿の女装マニア・・ここはパリのブローニュの森かい？
これ、警察の取り締まりはないの？ここは性犯罪は少ないから・・女性は襲われないから安心して！はぁ～ところでご用件は何？
僕が飼育している男性に逢わせるから、虐めてみない？
スカイラインに乗って普通の男性がやってきました。挨拶を交わして、身体障害者用のトイレの中へ・・そこは広い個室のようでした。何が始まるのだろうか・・
かの男性が洋服を脱ぎ紐パンに着替えだしたのですが・・目が彼の一物に釘付けです。何とピアスが６本ほど縦につきささっており、さらに尿道口に１本・・うわぁ～現実にいるのだな・・
渡されたのは、六条ムチです。（はたきの様に枝分れしている皮製の物）これをどうするの？手首を返してこうやって、力一杯振り下ろすんだよ・・乾いた音が響きわたりました！ピシッと彼のお尻から背中に炸裂していきます。猿轡をかまされている男性は苦痛の呻き声をあげているのですが、声になりません！この六条ムチは難しいのです。手首のスナップを利かせないと、上手く弾けません。慣れてくると・・だんだんこちらも快感になってきました。彼の攻めはエスカレートし、蝋燭やらアナルバイブやら・・乳首には注射針がクロスに突き刺さっていました。
私にはこの世界は理解出来ませんでした。これは入り込んだら大変な事になりそうで・・でも私の中のもう一人の自分がいるのをハッキリと自覚したのもこの件からでした。