緊急避妊薬とピル

避妊に失敗した、レイプされたなどの場合、性交から72時間以内に飲むことで妊娠を回避できる「ノルレボ錠1.5mg」と言う緊急避難薬があります。
これを１錠飲めば妊娠の可能性を90.8%減らし、妊娠率を0.7％にすることができるそうです。
（参考：ピルを１年間飲んだ場合の妊娠率は0.29％だそうです。）
この緊急避妊薬を医師の処方なしに薬局・店頭で入手可能にするか、７月の厚生労働省評価検討会議で話題になったそうですが結果「不可」となったそうです。
ちなみにパリでは薬局・店頭で男性にでも簡単に売ってくれるそうです。
ロンドンでは「緊急避妊薬は男性には売らない」そうです。
理由は「妊娠についてどうするかは、ひとえに女性に権利がある。男性は自らの責任回避のためにこの薬を無理やり女性に飲ませかねない」からだそうです。
日本でも薬局・店頭で女性が簡単に購入できると良いですね。
さてこの緊急避妊薬は性交から服用までの時間が短ければ短いほど妊娠率が低くなり、
服用で排卵を遅らせる作用があることから妊娠を回避できるそうです。
一方、服用後の性交では妊娠する危険性が高まることに注意を払う必要があるそうです。
また日本の場合、高額であることも問題だそうです。
「日常的にはピルを有効活用することが重要」と説くドクターもいます。