チラッッ

もう大昔になることです。

こんな僕にも彼女がいた。そして、いい体験もさせてもらった。

そんなことを今になっても思い出してニヤけてるから、引きこもりなんだ俺はとか思いながら、ふと頭をかすったことがあった。

それは、互いに対面して燃え上がってるとき。

欲に忠実に忠実しているとき、ふと彼女の顔をみたくなる。

果たしてどんな顔をしているのだろうと。自分の彼女だからさぞかわいいに決まってる。

チラッっと見る。

するとタイミング良く！？彼女もチラッと見る。

目が合う。目をそらす。

あの直後の恥ずかしさ。

何あれ？

中３の時、お母さんと洋服買いに行ってるの見られたときくらいの恥ずかしさ。

女性はどう思ってるのだろう。

淡い記憶の機微。